猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示するいなりやさんにて

福島

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どーんと大きなおいなりさん。長さ15cmは優にあるはず。

湯野上温泉で泊まったお宿の夕食の看板料理の一品です。
なんてったってお宿の名前が、

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『いなりや』さん! 
女将さんとその息子さんの若旦那が2人で営む、1日4組限定の小さなお宿です。
わたしは4年ぶり2度目の宿泊です。
初めての滞在後からことあるごとに、いつかまた泊まりたいなーと思い出しておりました。
その理由のひとつがお料理のおいしさにありまして(以下、夕食メモ。長いです)。

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お刺身の盛り合わせ。
飾り切りされた大根の蝶と、きゅうりの竹が素晴らしい。
竹筒の中には帆立のお刺身が隠れております。

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れんこん、きゅうり、ごぼうのきんぴらと、大根のそぼろ煮の前菜。

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冷やし出汁トマト。
トマトはこの地域の特産、南郷トマト。甘みたっぷり。

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キタアカリの素揚げ。

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鮎の炭火焼き。

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根菜の煮物。

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豚肉と白菜の陶板焼き。

と、ここまでですでにだいぶお腹が満たされてきているのですが、こちらの夕食はここからが本番なのですな。

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これがとにかくすごい! 天ぷら盛り合わせ。
茄子、南瓜、薩摩芋、明日葉、インゲン、アスパラ、オクラ、ピーマン、ジャンボ唐辛子、椎茸、舞茸と野菜づくし(他にもまだあったような……)。
プラス、郷土料理の饅頭の天ぷらも。
カラッと揚げられていてサクサクで、野菜の味がひとつひとつ濃くて、とにかくおいしい。
しかしこの場で完食するのは無理な量でございます(食べ切れなかった分は部屋に夜食にさせていただきやした、前回も今回も)。

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そしてご主人の手による、手打ちそば!

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さらにさらに、郷土料理のしんごろうも。
丸めて串にさした半つきのご飯に、じゅうねん味噌を塗って炭火で焼いたもの。
香ばしくて大好きな味なのだけれども、いかんせんお腹がいっぱいすぎたのが残念だったな自分的に。
二度目なのだからもっと考えて調整しながらいただくべきでしたわトホホ。

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デザートにシューアイスも!

天ぷら以外はすべてたいらげたので本当にお腹がはちきれそうでしたが、でもやっぱり素晴らしい夕食でしたー!
野菜が多いためかあまり胃もたれはしない気がします。消化がいい感じ。
味付けもほどよくて、後で喉が渇くようなこともありませぬ。個人の実感ですが。

もうひとつ、リピートしたかった理由はこちらのお宿のお風呂(基本的に貸切制です)↓
この日は一番乗りでチェックインしたので一番風呂をいただいちゃいました♪
(貸切なのに甘えてスマホで写真もパチリ)

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源泉かけ流しで24時間いつでも入浴できるし、湯船のサイズ感とか、お湯の温度とか肌あたりとか、周囲の木々や草の香りとか、風の心地良さとか、もう何もかもがたまらんっ。
今まで体験した数少ない国内の温泉の中で、個人的には一番好きなお風呂かも。

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お風呂上がりにはポットいっぱいの冷たいお茶を部屋に用意してくださいます。

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お宿の公式サイトはこちら(音が出ます)。
そもそも4年前の初めての宿泊は、楽天やじゃらんなどさまざまな旅行サイトでの口コミ評価がとても高いことに興味をもったのがきっかけだったのですが、今も変わらず高評価をキープしているのも納得だし、アップデートされ続けているコメントの数々にも共感を覚えるところが多いです。

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朝食の写真は割愛しますが、具だくさんの味噌汁がしみじみおいしかった……

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帰り際にはなんと、近所の農家さんの畑の朝獲りきゅうり(豊作)をお土産にいただいてしまいました~。ありがたいのう。

このきゅうりを胸に抱き、次なる目的地、会津若松へ向かったのでありました。

つづく。


この記事のみを表示する湯野上温泉駅にて

福島

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茅葺き屋根の駅舎が旅情をそそる、会津鉄道 湯野上温泉駅。

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花壇の色とりどりの花も美しい。

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駅舎の中もかわいい。

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囲炉裏もあるよ。茅の虫除けのためらしい。

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文庫やセルフのお茶セットなどもあり、至れり尽くせり。

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有料のコーヒーや冷やし甘酒は注文すると作ってくださる。
わたしは冷やし甘酒(200円だったかな?)をいただきました。
器がどれも気分の上がるビジュアルじゃ。

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改札の外にはまばゆい緑。
春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色。

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かっちょいい。

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駅のすぐそばに足湯もあるよ。

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さーて、ではでは

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わたしも温泉宿へレッツラゴー!

つづきます。

この記事のみを表示する帰省スナップ

福島

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小高川にかかる欄干

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実家の庭の朝顔

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山田鮮魚店の刺し盛り

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ナスおいしいよナス

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カツオ&餃子祭り(この他にカツオのフライ、水餃子もあり)

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前祝い

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百日紅

ユーチューバーに憧れる中学1年生の姪に「ヒカキンみたいになりたいの?」と軽い気持ちで聞いたら、「ヒカキンさん!」と訂正されたオバであった。



この記事のみを表示する初めての野馬懸

福島

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7月31日、相馬小高神社(南相馬市小高区)。

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3日間にわたる相馬野馬追を締めくくる、野馬懸。

放たれた野馬を神社境内に追い込み、白装束の御小人が素手で捕らえて神前に奉納する神事です。

相馬野馬追の中で最も古式ゆかしい行事とのことですが、地元で暮らしているときはあまり行き来のない隣町で行われることもあってほとんど認識しておらず、SNSなどを通じて興味をもったのはここ数年のことという……。
しかし基本的に平日に行われるためなかなか鑑賞の機会がなかったのですが、今年は運よく都合がついて初めて観ることができましたー

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午前9時過ぎから粛々と儀式が始まります。

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お祓いを受ける御小人たち。

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神様に奉納する相馬流れ山踊り。
相馬民謡『相馬流れ山』は藩主相馬氏の旧領地、下総の流山にちなむもの。

そもそもの野馬追の始まりは「相馬氏の遠祖である平将門が、領内の下総国相馬郡小金原(現在の千葉県松戸市)に野生馬を放し、敵兵に見立てて軍事訓練をした事」(Wikiより)にあるとのこと。
以前、千葉県出身の方に「千葉とも関わりの深い野馬追を一度観てみたい」と言われたことがありましたが、そのときはあまりピンときていなかったわたし……勉強不足で申し訳なかったです。

以下、弟が撮影(背が高いのでお願いした)

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野馬の追い込みが始まる前に、場内のお祓いを。

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複数の騎馬に追われて場内に入ってきた1頭の野馬。

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かわいい。

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画像は2頭しか写っておりませんが、1回1頭ずつ、3回追い込みが行われます(原発事故前はもっと馬の数も回数も多かったというアナウンスがあったな……)。

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駒取り竿に浸した御神水を馬の背に打ちかけてから、

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御小人たちが総がかりで馬を捕らえるのであります。

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脚しか写っておりませんが、想像以上の激闘でした。馬を素手で捕らえるのだからそうであって当然なのだけれども、実際に観るとやっぱり迫力も実感も違います。
なお、怪我を負ったり倒れたりした御小人には御神水をかけるとたちまち蘇るそうです(わたしは観ていないのですが、この後そういう場面もあったそう)。

関係ないけど、バリのウパチャラのことをなんだかむしょうに思い出したりしていました。神様がすごく近い感じが似ているというか。

一番最初に捕らえられた白い馬は、地域の平安の祈りを込めて神馬として神前に捧げられます(我々はここまで観て失礼しました)。
他の馬は駒ぜりによって競り落とされ、野馬懸は終了。

観ることができて、ほんとよかった!


この記事のみを表示する野馬追帰省

福島

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7月29日、30日、31日に開催された相馬野馬追。
相馬中村神社(相馬市)、相馬太田神社(南相馬市原町区)、相馬小高神社(南相馬市小高区)の三妙見神社の祭礼です。
各地区(旧郷名)でつくられた騎馬隊が、神社ごとに3つの軍に編成されています。
●相馬中村神社【宇多郷(相馬市)、北郷(南相馬市鹿島区)】
●相馬太田神社【中ノ郷(南相馬市原町区)】
●相馬小高神社【小高郷(南相馬市小高区)、標葉郷(浪江町、双葉町、大熊町)】

1日目の7月29日が各郷の騎馬隊の出陣と宵乗り、2日目の7月30日が本祭り(原町区)、3日目の7月31日が野馬懸(小高区)。
↑の画像は7月30日の本祭り、雲雀ヶ原祭場地での甲冑競馬のパドックです。
テンションが上がる光景なり。

話が前後して恐縮ですが、↓は7月29日の宵乗り競馬の観覧風景at雲雀ヶ原祭場地。

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ほぼ雨模様の1日でしたが、競馬の最中はピタッと雨が止んだのでありました。
わたしが観たのは5頭立て1レースのみでしたが、やはりこの1日目の宵乗り競馬はよい!とてもよい!
基本的に好きなところでゆったり観れるし、競馬はもちろん迫力があるのだけれども、観客のノリなどがなんとなくほのぼのとしていて和むのです。

↓そして翌日、7月30日のお行列。午前9時半~11時くらいに行われます。

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中ノ郷を先頭に、小高郷、標葉郷、北郷、宇多郷の順に、雲雀ヶ原祭場地へと向かいます。
今年は総勢およそ430騎が行軍したそう。

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一瞬こちらをむいてくれたのですかさずパチリ。

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行列の間隔が開きすぎていたりすると御使番がやってきて武士語でその旨を伝達する光景なども。
その他にも法螺貝タイムや口上タイムなどが所々にあって、細かいことがよくわかっていないワタクシですがお行列は本当に興味深い。
ああそしてこの「お行列の順番と旗」をプリントアウトして持っていこうと前に思っていたのに、すっかり忘れていたわ……
これがあったほうがより楽しめることは間違いなし。

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総大将です!
総大将がお通りになると、お行列もいよいよ終盤。
同じ場所で最初から最後まで見届けて約1時間くらいでしたかね。

このまま祭場地までお行列と一緒に歩いていく人も多いですが、わたしはいったん実家に戻ってお昼ごはんを食べてから甲冑競馬と神旗争奪戦を観るために祭場地へ(実家と祭場地の距離が近いなり)。

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画像奥の傾斜の部分が観覧席なのですが、今年もぎっしり大盛況だったなー。
そしてこの日も朝は結構な雨降りだったのだけれども、お行列が始まる前には雨が上がって、時に晴れ間ものぞくほどでした。
正午からの甲冑競馬のときは日も差していた。天気が悪いと油断していたせいですっかり日に焼けてしまったけれども、このお天気には何か神がかり的なものを感じてしまいましたです。
(しかし夜は再び雨が降り出し、小高区で19時から予定されていた火の祭りは延期になったそう)

今年は3日目の野馬懸も初めて観ることができたので、それについては次回アップしますー

この記事のみを表示するSee you 裏磐梯!

福島



前回からのつづきです。
昼食の後はホテルに戻り、〆に温泉でひと風呂浴びてから13時にチェックアウト。
レイトチェックアウトの恩恵を享受しました。
以下、箇条書きにて今回の旅の反省や今後の野望?などをだらだらと。

■1日目は13時過ぎにチェックインできたのだから、諸橋近代美術館には行けたはずだったなーと後から思う。天気の悪さと寒さにめげてしまっていたのだけれども……。初夏というより晩春の高原の天候をなめているとしか思えない薄着で出かけてしまったことも反省。

■ホテルにはレンタサイクルもあるようなので、天気がよければ利用するのもいいかも。坂が多いので自転車をこぐのはちょっと大変かもしれないけれども(あ、でも電動自転車かな)、あちこちいろいろ回れそう。

■次回は毘沙門沼のほうから五色沼自然探索路を歩くぞ!今回見ることができなかった赤沼、みどろ沼、竜沼も次こそは。

『磐梯山噴火記念館』も次は訪れたい。

■東京駅とホテル間の送迎バスがありがたい『裏磐梯レイクリゾート』は観光の拠点としても本当に便利。食事に関しては個人的にバイキングに対する苦手意識が久々に高まってしまったのだけれども、基本的には至れり尽くせりと感じる。バスの中で聞こえてきた会話などから察するにリピーター率が高そう。それもわかる気がする。

■他に、裏磐梯でいつか泊まってみたい2大ホテルは、『ホテリ・アアルト』『裏磐梯高原ホテル』。憧れ。

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■しかしホテルは寝るだけと割り切って、もっとガンガン外を歩き回るような滞在の仕方もいいかもしれない。というかキャンプとかしてみたいなどと自分としては珍しいことまで思ったり。よさげなキャンプ場が多くて。

■やっぱり1泊だとちょっと物足りない感はあったので、次は2泊、いや3泊くらいはできたらしたいものだよ。

■秋も冬も春先も真夏も訪れてみたいものだよ。

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■しかし、会津だけでも他にも行きたいところがありすぎる。
桧枝岐村の歌舞伎も観てみたいし。奥会津巡りもしてみたいし。でも夏には南会津を訪れる予定。なぜこんなに会津に惹かれるのかのう。

■ほかにもいろいろ書きたいと思っていたのだが、ちょっと間をあけたらあれーってくらいに忘れちゃってる。すぐ書くようにしないとのう。

■余談だけれど2日目は晴天なだけに紫外線の影響もジワジワで、とくに目がやられた感じだった。サングラスはあったほうがいいっすね。

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↑こちらはホテルから東京への帰路、休憩で寄った羽生パーキングエリア。鬼平犯科帳とコラボしている『鬼平江戸処』。
ちらっとしか見れなかったけれど、なんとなく気分が変わって楽しかった。

バスの運転手さんは往復とも同じ方で、ちょっとしたアナウンスなどが気がきいていてこれまた楽しかった。
しかし我々を東京まで送り届けた後は空のバスで裏磐梯にとんぼ帰りとのことで、大変だなーと思いますた……。
本当にありがたいことです。


この記事のみを表示する桧原湖畔で昼食を

福島

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前回からのつづきです。
ボートでの桧原湖遊覧を満喫した後は、至福の昼ビール♪やったねサッポロ生!
空気が乾燥していて喉もカラカラだったこともあり、ひときわおいしく感じたな。

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お店は桧原湖畔にある『北の茶屋』。
桧原湖ビューです。
BGMが『同期の桜』とか、やたら渋かった……。
店内もいい感じに昭和の風情でまったりできました。

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会津にきたからにはお蕎麦を食べたかったのよねん。
裏磐梯の推しは山塩ラーメンらしいのですが、それはまた次の機会にとっておこう。
(山塩とは、大塩裏磐梯温泉の温泉水を煮詰めて作られる希少な塩)

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天盛りとともに。
たらの芽の天ぷら、おいしかったー。

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岩魚の塩焼きもいただきました。岩魚、久しぶりだった。おいしいよ岩魚。

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つけあわせのなめこおろし。なめたけじゃないよ。

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会津の郷土料理であるにしんの山椒漬けや山菜入りの煮物。

いずれも家庭的な味わいで、なんだかほっとした気分に。
ごちそうさまでしたー!

さてさてそろそろ旅の〆に入りますー。つづく。

この記事のみを表示するボートに乗って桧原湖周遊

福島

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前回からのつづきです。
観光バス『森のくまさん』を降りて再びやってきました、桧原湖に。
それにしても空も湖も極めて鮮やかな青。

ちなみに曇天だった前の日は↓

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印象変わりますねー

さてさて、遊覧船に乗るぞ! と切符売り場に向かってスタスタ歩いていると、「遊覧船に乗るのー?」と突然近くにいたおじさんに声をかけられました。
「はい」と答えると、「じゃあ、あそこにいる人たちと同じボートに乗らない?」とおじさん。
おじさんはどうやらモーターボート遊覧のスタッフらしい。
なんでも、ボートは5人定員なのだけれども、「あそこにいる人たち」は4人連れのファミリーで、もうひとり同乗してくれる人がいないか探しているのだそう。
するとこのファミリーの主とおぼしき男性が駆け寄ってきて、「ぜひ一緒に乗ってください! 4人だと料金が割高になるって言われて困ってたんですよー」。
そんなわけで、一緒に乗ることにしましたー。

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なんだかこういう展開って、いかにも観光地一人旅っぽいよねー、と昔の旅をふと思い出したりなんかしてみたり。
思いがけずご一緒することになったご家族は60代~80代くらいかな。陽気で、身のこなしも洗練されていて、リゾート感を高めてくれたなり。

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ボートの醍醐味のひとつは、水面の近さですな。
とくに今は湖が満ちている時期ということもあり、その潤沢さを間近で実感。

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磐梯山を望む絶景スポットにくるとボートを止め、ドアを開けてくれます。

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ドア、空に向かってパッカーン。
最初は開けてくれているのだとわからず、もしや故障で勝手に開いてしまったのか!?と焦ってしまいますた。失礼しました。

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あちらの船にも乗ってみたかったけれど、こちらのボートも楽しい!

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宿泊先の裏磐梯レイクリゾートも湖上からちらっと見えました。こういうとき、なーんか建物にまで親近感が湧いてくるのってなぜー。

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30分ほどの周遊を終えて、ボートをパチリ。ありがとう!

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桧原湖も、五色沼やその他の裏磐梯の湖沼と同じように、磐梯山噴火時の山体崩壊による岩屑なだれで長瀬川がせき止められてできた湖。
桧原村というひとつの村が水没し、今は湖底に沈んでいることをボートの船頭さんが教えてくれました。
今でも水位が低くなると、かつて集落にあった神社の鳥居や参道脇の並木の跡が現れるそう。

毎年7月21日には、磐梯山噴火で亡くなられた方々を慰霊する『裏磐梯火の山まつり』が桧原湖で開催されているとのことで、こちらもいつか機会があったら訪れてみたいです。

この旅メモはまだつづくなりー

この記事のみを表示する森のくまさんとともに

福島

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ホテルの4階廊下からの眺め。
手前の丸い屋根の下が大浴場で、その向こうに見えるのが桧原湖。

朝の散歩ツアーのときにガイドさんが「今日のこのお天気の良さなら、桧原湖を遊覧船で巡るのも気持ちがいいですよー」と教えてくれました。
それを聞いて、じゃあそうしようかなとあっさり考えるワタクシ。なにしろ自分が旅先でこんな快晴に恵まれるのは本当に貴重なことなので!

とはいえ、以前から憧れの地であった諸橋近代美術館も、五色沼湖沼群最大の毘沙門沼も行ってみたいのだけれども……とちょっと悩みましたが。

無題
ともかくこちらのホテルの大きな利点は、遊覧船乗り場も、観光バスの始発・執着駅である裏磐梯高原駅も歩いてすぐ、というところ。
外に出てから決めればいいじゃーんと、とりあえず出発ー。

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ホテルの庭からの磐梯山、再び。

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桧原湖にやってきました。あの2階建ての遊覧船に乗りたいのね。
しかし遊覧船の出航まで1時間以上あったので、その前に周遊バスに乗ってみることに。
バスの写真を撮っていなかったのが誠に残念なのですが、森のくまさんというレトロバス。可愛いのでぜひリンク先を見てみてくださいませ。

リンク先に書かれていますが、このバスの燃料に使われているのはリサイクルした廃油だそう。
バスの出発を待っているときに、近隣の食堂などで天ぷら油の回収をしている車も目にしました。
このほかにも、裏磐梯(北塩原村)はエコツーリズム推進地区としてさまざまな取り組みを行っているとのことです。

ちなみにこのバスに乗って「五色沼入口」で降りれば、毘沙門沼まで歩いてすぐ。
「裏磐梯ロイヤルホテル」で降りれば、諸橋近代美術館まで歩いてすぐ。
途中で降りるかどうかでまた迷ったけれども、とにかくこの日は遊覧船を優先することに決めたので、約30分乗りっぱなしの周遊コースを楽しみました。

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バスの車窓からも小野川湖や曽原湖、一面のタンポポ畑とかじゅんさい畑とか、美しい景色をたくさん見ることができたのですが、写真は撮れず。
↑かろうじて窓越しに押さえた磐梯山。

『森のくまさん』にはバスガイドさんがいらっしゃって、周遊中、いろんな説明をしてくださいます。
これがまた内容が濃くて大充実。
わずか30分の間に裏磐梯がさらにぐっと近くなった感じがしました。

道中、乗客のひとりが「ここに住んでいる人はいいわねー。こんな美しい景色を毎日眺められるなんてうらやましいわー」とバスガイドさんに話しかけて、うんうん、ほんとそうだなーと心の中でうなずいていると、「でもわたしたちにはこの季節を迎えるまで、深い雪の中でじっと耐えなければならない長い長い冬があるんですよー」とガイドさん。ちょっと冗談めかした口ぶりながらも、その一言から冬の厳しさが伝わってきました……そうですよね……

もうひとつお話の中でちょっと衝撃を受けたのは、磐梯山噴火で亡くなった住民は477人で、そのうち396人の方は行方不明のままだということ。
ガイドさんの「この森林のどこかに今も眠っている方がいるのかもしれません」という言葉を聞いた後の景色は、それまでとは少し違って見えました。
この地の暮らしは、常にその歴史、その事実と共にあるのだな。

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さて、裏磐梯高原駅に戻りまして再び桧原湖にレッツラゴーです!
つづくー


この記事のみを表示する朝の五色沼ミニ散歩・後編

福島

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前回からのつづきです。
ガイドさんの案内のもと、五色沼自然探勝路を進み、次に現れたのはその名も青沼。
この色!

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別の角度からの青沼。美しい。

↓次に向かったのは、青沼の近くにある瑠璃沼。

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瑠璃沼も絶景スポット。展望デッキ(画像右)もまもなくオープンされるようでした。見晴らしよさそう。

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磐梯山の主峰、大磐梯山を瑠璃沼越しに望む。

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瑠璃沼にはたくさんの葦(画像手前)が自生しています。

↓次に向かうのは弁天沼。その前にガイドさんがお気に入りの場所を教えてくれました。

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ジブリ的な世界を感じる一角として愛でているそう。
ほのぼのしたけれど、この大きな岩の塊も噴火のときになだれによって運ばれてきたものだと聞いておののく。

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さて、朝の散歩ツアーもそろそろクライマックスー

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五色沼の中で2番目の大きさをもつ弁天沼に到着!

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この色!!

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遠く、山頂に雪を残しているのは吾妻連峰。
展望デッキにてガイドさんのお話を聴きながらしばしのんびり。
このとき、ガイドさんが熱いお茶(アップルシナモンティー)をふるまってくださって、とてもありがたかったな。
ガイドさん、なんとお茶入りポットを入れたリュックを背負って案内してくださっていたのですよ。
当日の朝の気温は9℃。日差しがあったので寒いというほどではなかったけれど体の中が温まったー。
知識が豊富なのはもちろんのこと、ホスピタリティやユーモアにもあふれていて、ガイドさんってすごいお仕事だなと尊敬。
おかげさまでとても充実した散歩となりました。めっちゃ楽しかった!

この後は、来た道を戻ってホテルに帰ります。

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ここからはちょっと余談になりますが。
ホテルに帰ってきたとき、ガイドさんが「このホテルが開業したのは30年以上前なのですが、当時300億円ほどかけて建設されたんですよ」と教えてくれました。
そして、今でも300億円って相当な金額だけど、30年以上前にそれだけお金をかけて建てられたというのはすごい。しかし東日本大震災のときにまったく被害がなかったのは、その初期投資の効果でもあったのではないか、というようなお話があり、「ホテルが無事だったから、震災後に避難しなければならなくなった、福島第一原発近くの大熊町の方々のことを受け入れることができて。人のお役に立てたのかなと思うんです」とさらっとおっしゃったのでした。

そうなんですよ。2011年の夏に母方の叔父夫婦がお世話になったのはこちらのホテルではなかったか。
宿泊予約の段階では「裏磐梯レイクリゾート」という名前と宿泊プランしかほとんど見ていなかったので気づかなかったけれど、現在の屋号に変わったのは2015年10月のことで、その前は「裏磐梯猫魔ホテル」だったのですよ。まさにここではないか。(同ホテルの変遷についてはwikipediaをご参考まで)

実はわたしの大熊町の叔父も……とガイドさんに話して感謝を伝えようかと思ったけれども、口に出したとたんに泣いてしまいそうで、結局何も言えず。情けないけど、なんだかとても泣きそうだった、このときは。

非常時に困っている人にできることは何なのかとか、日常を突然失ったおんちゃんたちに当時この景色はどんな風に見えていたのかとか、改めていろいろ思い出したり、考えたりしてしまったな。
というかそれはこれからもずっと思い出し、考えていくべきことなのだと思います。

旅メモはまだつづきますー