猫とワタシ

BACK TO BACK

背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示するセンチメンタルキャブ in NYC

NYC



いきなりびっくりするようなブレブレの写真シリーズですみません。
昨年のニューヨーク、JFK国際空港からマンハッタンへと向かう
イエローキャブの窓から。
真ん中あたりにぽつんと輝く灯、あれは多分エンパイアステートビル。



トンネルを抜けて地上に出たら左手に見えてきた、マンハッタンの高層ビル群。



左下のほうに小さく写る橋、あれはブルックリン・ブリッジなのだろうか。



ニューヨークの空に、月がぽっかり浮かんでいた。

長時間のフライトでむくみにむくんだ足をひきずるように飛行機を降りると、
イミグレにつながる上りのエスカレーターが故障して止まっていた。
……いきなりこのお出迎えはあんまりだよアメリカベイベ……。
到着早々、一気に倍増する疲労感にぐったりしながら、
異常に長い(と感じた)階段をひーこら歩いた。

渡米前はなんか面倒くさいし憂鬱だなと思っていた入国審査の際の
顔写真撮影も指紋認証も、無機質な流れ作業のように淡々と終わり、
バゲージクレームではスーツケースもすぐに受け取ることができた。
空港の外に出ると、タクシー乗り場ではイエローキャブの案内人が
事務的に乗客をさばいている。
私たちも案内された中南米の移民系ドライバーのキャブに乗り込む。
行き先を確認し合った後は、ドライバーはただ黙々と運転し、
もう何も話しかけてはこない。
車中で、私と友達はずっと話し続ける。
ドライバーにはこの日本語の会話はどんなふうに聞こえているんだろう。
マンハッタンのビル群が視界に入ってきた時はいやがおうにもテンションが上がった。

そこに見えていたのは希望や期待だけ。
明日のことなんて、ほんと誰にもわからないっつーことだ。
時間が過ぎてみれば、すべての景色は少しだけ
センチメンタルな色合いに変わっていく。
ほんのちょっと胸がしめつけられるようなせつなさが、
その景色とともに心の中に残る。

またあの話を蒸し返すんですか~と自分でも思うのですが、
あの嵐の夜からちょうど丸1年。(またストーンズなセルフリンクで失礼します…)
今宵、窓を叩く雨風の音を聞いていると(とか書いてるうちに小降りになってきたけど)
一年前の記憶がまざまざとよみがえってきて、心がちょっとざわつきます…。


過去を振り返りたがるのは、やはり精神的にどこか後ろ向きに
なっている証拠ではあるのだろう。
でも、前に進んでいるからこそ後ろを振り返ることもできるんじゃないかと、
近頃ではちょっと思うようにもなった。
いろいろあってもこうして無事に、わりかし楽しく生きてこられた、この一年も。
と何だか年の瀬に書くべきことのような展開だけど、
急に感謝したくなっちゃったのだ。
自分を生かしてくれているすべてのことに。
なんかオーバーすぎてキモイかもだけどちと酔っ払ってるということでごめんちゃい。
本当にありがとう、と思う。
ありがとう。



あの夜のアトランティックシティを思い起こさせる雨降りの今日、
暖かい部屋の中でぬくまって、今週日本で発売されたばかりの
ミック・ジャガーのベスト盤を聴いている自分なんて、
一年前の今頃はまったく想像しなかったし、できなかった。

明日はどんな日になるのかな。
また進んでいくだけ。それだけ。

コメントの投稿

secret

No titleNo title

やまさま、あれから1年たつのか・・・
この写真のブレブレさゆえに、NYに着いたやまさんの心の震動や期待や不安とか
夜のハイウェイを静かにすっとばすキャブのあの独特な感じとかが
映画みたいに見えてくるよ。

きっとやまさまが'06N.Y.を思い出すことって、残念な事ばっかりじゃなくて
むしろポジティブな事もいっぱい思い出せてこれからもたくさんの力になると
思うんだ~。私もたまーに以前の出来事を思い出しておセンチになること
あったりするけど、それって絶対現在や未来につながっていくよね
そう考えると決してネガティブな事ではないし 経験を振り返るってことも悪くないよね。
特に私なんかは、その時その時を突っ走ってきたタイプなので
ちょっとブレイクして周りや過去を思う瞬間がないとついつい傲慢になっちゃう。
そして、それが人であれ出来事であれ、「ありがとう」って思える対象が
あるってことはとっても幸せなことだよね。

No titleNo title

こんばんは。
去年のショウ@アトランティック・シティは残念でしたね。
はるばるそのためにお出かけされたのにさぞかし無念でしたでしょう・・。
私は確か94年?のツアーをニュージャージーのスタジアムで観ました。スタンドの中程の席でしたがUSD150くらいで買ったかな~。

NYは大好きな街で90年代中頃は年2or3回ペースくらいで通っていました。
JFKからキャブに乗り、マンハッタンの夜景が見えてくると毎度胸がキュンとなったものです。

No titleNo title

衝撃が大きすぎて、うまくコメントできませんが・・・。
「その事件」を読みながら、知らず知らずのうちに自分に置き換えて、完全に感情移入していました。
あり得ない、あり得ない、あり得ないーー!!と心の中で叫びながら。
そんなことがあったら尚のこと、好きになっちゃいますね、ストーンズ。
嵐の夜に、心がざわつくという感覚、すごくわかります。
そのうち、世界のどこかでミックとバッタリ遭遇して、そのときの雑踏の音とか、街の匂いとか、と同じものをどこかで感じたとき、心が騒ぐ・・・、なーんていうことが訪れますよーに!

No titleNo title

viajeraちゃん
こんばんは~!
そうなのよん、あれから1年…。
あの時も今も、たくさんの大切な言葉をありがとう。
そのことにも、本当に心から感謝しています。
去年もタイチョの言葉にいっぱい力や元気をもらったけれど、
今もまたタイチョの言葉にじーん、ですだ。心にじわんとしみていますだ。
これからも大切にしていくよん、とほんと思います。
ありがとう。

しかしほんとに「静かにすっとばす」よね、イエローキャブって(笑)。

No titleNo title

bungaさん
こんばんは~!
そうなんですよー、このうえないほど残念無念でした。
でも去年の今日はビーコンシアターで生ミックに手を振ってもらうという幸運も訪れてくれたり、
結果的にははるばる行ってよかったなっと思えたんですけどね。
bungaさんはそんなに前からストーンズの全米ツアーに参戦されていたんですねー!
わーいろいろお話を聞いてみたいですー。
そしてNYにもそんなにリピートされていたなんて、すごい!
私はまだ2回しか行ったことがないのですが、でもやっぱり大好きです、あの街は。
また早く行きたいなぁという思いもあって、ちょっとせつなさが募るのかなぁ。
なんだか長々とすみませんが、ありがとうです!

No titleNo title

hiyokoさん
こんばんは~!
すみません、今頃また「あの事件」にリンクなんかしてしまいまして…。
でも読んでくださって、ありがとうございますー!
そして温かいメッセージを本当にありがとうです。
そうなんですよね、ますます好きになっちゃったストーンズなのでした。
そしてミックのこともとっても好きだ~と改めて思いながら、さっきちょっと
うたた寝していたら、なぜかミックと会談している夢を見ました(笑)。
私はほとんど何も話せなかったのですが、最後の最後にこれだけは聞かなくちゃ!
とめちゃ流暢な英語で(←現実には絶対ありえない・爆)
「また日本でライブをやってくれますか!?」って聞いたら、にっこり笑って
Vサインしてくれたの、ミック。もうもっのすごく心が騒ぎました~(笑)!
この夢はhiyokoさんのおかげで見れたのかも!といただいたコメントを
読んで思ったのでした。ありがとう♪

No titleNo title

hiyokoさん
追加コメントで失礼します…。
自分のコメントを読み返して、これはhiyokoさんからいただいたコメントに対しての
レスになってないではないかと反省しました…すみませんっ。
hiyokoさんが書いてくださった「ミックとどこかでバッタリ遭遇」というのが、
実はこのショック事件の2日後(1年前の今日)にNYCであったのです。
ものすごくショックだったけど救われることもちゃんとあったということを
何ひとつ書いていなくて、ほんとごめんなさいでした。
ショックな記憶のほうに引きずられるといまだにダウナーになってしまうのですが、
いい意味で心を騒がせてくれることもたくさんあったし、今もあるんだわと
hiyokoさんのコメントで気づきました。改めてありがとうです!

No titleNo title

お返事、沢山ありがとうございます~!!

えっ?えっ?ミックと遭遇???きゃー、うっそぉーーーーーーー!!!
神様はちゃんと見てくださっていたのですね、やまさまの落胆している様子を。
ステージが見られなかったことは本当に残念でしたが、いつか、ショックだったことと
ミックに遭遇できた喜びとがいい具合に混ざり合って、忘れられないいい思い出に
変わってくれるといいですね。

3年前にスペインのグラナダに行ったとき、ちょっとした手違いでアルハンブラ宮殿の
一番の見どころを見逃しました。
楽しみにしていたのに。
予約制となっていて、どんなに頑張っても二度は入れてもらえませんでした。
こんなところまで来て、もう二度と来ないかもしれないのに!ケチ!って。
もう涙がポロポロ出て・・・、それでも入れてくれませんでした。
あれから三年、悔しさは消えませんが、その悔しさも年々薄れてきました。
最近は、グラナダに行ったという記憶だけでちょっと満足できるようになって来ました。
やまさまのショックと比べたら、全然大したことないですが。

遭遇といえば先週、内田裕也さまと危うくぶつかりそうになりました。

No titleNo title

おー、あれからもう1年経つのねー。早い、早すぎる!
このNYCセンチメンタルジャーニーはgunungさんのしみじみシリーズの中でも
特に印象深いのでまるで自分も行った気になっちゃってるのです。
自分のアノ時代のいろんな経験も重ねちゃってる部分もあるんだけど。
たとえが変だけど、出来の悪い子程教師の印象に残るって言うじゃない?
だから、残念なこともあったこの旅もずっと後になればきっと「今までで
一番思い出深い旅は?」
って聞かれた時に候補のひとつになることでしょう、間違いなく。
それに、びっくりするくらい奇跡を呼んだよねー、この時は。
ほんとに人生楽ありゃ苦もあるさ~だなと思いましたよ。(なぜに黄門さま?)

No titleNo title

hiyokoさん
こんばんは~!
こちらこそまたまたお返事を頂戴しまして、ありがとうございます♪
hiyokoさんも3年前にそのようなご経験をされていたのですね……。
はるばる出かけていって、せっかく目の前にいるのに見たいものが見られないのって
本当に悲しいですよねー(泣)。
私もほんと最終的には結果オーライではあったのですが、心からいい思い出にできるのは、
やっぱりストーンズのライブをまたちゃんと観られる日がきてからだろうなぁなんて
ちょっと思ったりしてまして。
hiyokoさんにもいつかまた再訪される機会が訪れますように~と願うような気持ちになってしまいます。

それにしても裕也さまとぶつかりそうになるとはめちゃ急接近ですね!
ちょっとうらやましかったりー(笑)。

No titleNo title

ベッティーナさん
こんばんはー!
そうなんですよぉー、早いですよねぇ……。
そして私もとても厚かましいのですが、ベッティーナさんにも一緒に旅していただいたような
感覚が心の中にとても残っておりました。
この旅を振り返る度に、たくさん共感してもらったり励ましてもらったことを
これから先もずーっと思い出して、あったかい気持ちにさせてもらえる私は果報者です。
なんだかうまくいえないけれど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとう~~~!
そしてまったくもって人生、黄門さまの歌どおりですよねー、ほんとっ!
苦も楽もどっちもあってこその人生なのよねー。名曲じゃー!

トラックバック

この記事のトラックバックアドレス

→この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)