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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する1998年のオゴオゴチームAGUAの巻①ペインティング

BALI―オゴオゴ&ニュピ



1998年は、1997年のオゴオゴ探しで出会ったカデさんの弟たち及びその友人たちの
オゴオゴチーム『AGUA』@DPSのオゴオゴ制作風景を、
パレードまでの約2週間にわたって毎日見学させてもらいました。
『AGUA』とはANAK-GUNUNG-AGUNGの略で、
直訳すると「グヌン・アグン(アグン山)の子ども」ですが、
このグヌンアグンはデンパサールにある通りの名前のこと。
オレたちはジャラン・グヌン・アグンのチームなのよ~ということで、
その近辺在住の12~16歳くらいの少年たちが中心になって
構成されていました。

基本的な作業は平日の夜に行われますが、
オゴオゴへの色塗り作業は当たり前だけど日中でないとできないもの。
色塗り予定の数日前から「今度の日曜日はペインティングだからね!」という声が
作業中にも飛び交い、その日までにちゃんと下準備を仕上げなければと、
多少いつもよりは巻きの態勢で作業にとりかかっているのが見てとれました。
(蒸し暑い環境下なので体力的にもそうなって当然だと思うんだけど、
端で見てると通常の作業ぶりはとにかくスローペースなのだった)


爪のところを。



ボディを。



鱗を。



左がこのチームのヘッドマスター、カデさん。
カデさんは本当は別の大人のオゴオゴチームに属しているのですが、
同時にこの子どもチームの監督役も務めていたのでした。
当時のカデさん曰く、私がカメラを構えている時だけみんなマジメに作業するふりをして、
それ以外は全然仕事をしないで遊んでばかりいる~というところに
軽くムカつくこともしばしばだったようですが、
この色塗りにおいては間違いなく、みんな一丸となって作業を進めていました。
こうしてやっと自分たちの目指すオゴオゴの姿が見えてくる。
そうしたひとつのクライマックスへ向かう喜びやワクワク感が
この作業現場に充満している感じでした。

そしてどのように出来上がっていったかというと。



私とこのオゴオゴとの初対面の時はこの状態。
制作を始めて約1週間後の段階。
竹で作った骨組みに新聞紙を張りつけたところです。
(個人的にはこの前段階の、竹で骨組みを作るところから一度見てみたいんだけど、
というかゼロから完成までを本当は見たいんだけど、そのためにはやっぱり
ニュピの3週間くらい前からバリにいたほうがいいよねーという感じで、
それがなかなかどうにも実現できまへん)




さらに上から紙を張りつけ、色塗りができる状態に持っていくまで約1週間。
この間にオゴオゴにつける装飾品なども同時進行で制作。



色塗りが終わって、飾りつけなども施した状態。
でもここからの細かいお直しに、実は一番手間ひまをかけてるかも?

ちなみにこのオゴオゴの制作費は約20万ルピアとのことでした。
チームの少年たちが近所のワルンなどを一軒一軒回って寄付金を募り、
その費用に当てているそうです。
お金の交渉も、そのやりくりも、オゴオゴ制作のひとつとして欠かせない
重要な仕事のうちなんだなぁなんて、当時初めてオゴオゴ作りを
見学した時にはちょこっと思った次第でした。
「チャリ・ウアン~!」(金策とか訳せばいいのかな)と言い残して
自転車でどこかへ向かっていく、チームの少年たちの後ろ姿を見送りながら。

コメントの投稿

secret

No titleNo title

オゴオゴ作りもいろいろと大変なんですね★
でもこういうことで連帯感も強くなっていくんでしょう!
今年のオゴオゴ見物がいっそう楽しみになってくるレポ
ありがとうございます!

No titleNo title

この写真を見ていたら先月までバイトしていた某ブランドの
春のウィンドーディスプレイ作りを思い出してしまいました。
毎日ペンキとダストでボロボロ(笑)
まさかあんな倉庫でディスプレイが作られているとは知りませんでした。
最後にはきれいにペイントされて旅立って行きましたが
このバリの写真を見て、きっと作った青年達も感無量なはずですね(笑)
それにしても大きい!

No titleNo title

ぱうだーさん
そうですねー。こういうことも含めての共同作業だからこそ連帯感も
強くなって、一緒にオゴオゴを担いで歩く時もひとつになれるのかも。
このチームがオゴオゴを担いでいるところも今度アップしますね~!
レポというにはゆるめというか自己満足気味なブログになっていて
ちょっと恐縮なのですが、こちらこそホントにありがとうですー!!

No titleNo title

b_nomadさん
おお、ウィンドーディスプレイ作りをされてたんですか!
しかも春の。イメージ的にとてもあったかそう(笑)。どこかでこれから
知らないうちにお目にかかれたりするのかな。だとうれしいなぁ。
私は自分で何かを作ることはからきしダメだけど、ディスプレーとかを
見るのはとっても大好きで。そういう素敵なものを作ることができる人の
こともすっごく尊敬しているのです~!
そしてオゴオゴ、ホント大きいんですよね。こういうものを毎年作るんだから
マジで大した人たちだわーといっつも思います(笑)。

No titleNo title

こんばんはー!
わー、↑の写真の制作風景、真剣さが伝わってきていいわ~・・・と思ったらよくよくgunungさんの文を読むと、gunungさんがカメラを向けたときだけ一生懸命なのかしらん?(笑)またそれもバリニーズらしいエピソードですわね(爆)

No titleNo title

バリバリさん
こんにちは~!
あは、この時に限ってはみんなそんなにカメラも意識せずに色塗りに
打ち込んでいる感じだったんだけどね。でも常に一番真剣に働いている
人はヘッドマスター、というのも間違いない事実で(笑)。
そしてそうなの、制作風景を見てるとバリニーズらしいエピソードは
結構満載な感じなのですー。
何がどうとは説明しにくいけれど、それもまたおもしろいのよね~(笑)。

No titleNo title

うわーん、せっかくのオゴオゴシリーズなのにちーともコメ出来ず
悔しーーーっ!!!遅くなっちゃったけどまずはこちらから。
このドラゴンオゴオゴかっこいいですねー!ずっと冒頭の写真はなんだろう?って思ってたんだけどこれだったのですね。
2週間にも渡る密着取材をされて、出来上がったのがこんなイカす作品
だったら、gunungさんもさぞ大感動だったことでしょう。
ま、お世辞にも上手な作品でなくてもきっと愛着は湧くに違いありませんが。
私も制作段階からじっくり観察してみたいなー。(絶対ムリです・・・)

No titleNo title

ベッティーナさん
コメントありがとう!とてもうれしいっす!!
「このドラゴンオゴオゴかっこいいですねー!」というベッティーナさんの
言葉を、当時のこのチームの面々にも伝えたいですわぁ。
ホントに、客観的に見て決して「上手」とはいえなくても(失礼かちら)、
誰もが自分のチームのオゴオゴには自信と誇りをもってるのが伝わってくる
お祭りなので、お祭りそのものを見るだけでもすっごく楽しいのよ~!

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