猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する1997年のオゴオゴ探し⑤いよいよ本番!の巻

BALI―オゴオゴ&ニュピ



1997年4月8日、ニュピ前日のテガリンガ村@タバナン
(前回からのつづきで書いていきます)

 隣村のワルンで食事を終えてテガリンガ村に戻ると、村の若者たちはオゴオゴの行進の
ために着替えをすませていた。
 ほんの1時間ぐらい前まではダラダラのんびりしていた人たちが、顔つきまで一変して
キリッとしている。なんだか、すごーくかっこいいぞー。
 彼らはライスワインの回し飲みを始めた。こうして祭りの前に仲間同士で酒を酌み交わして
気合を入れるのは万国共通なのか。
 いいね、いいねー、昼間っから飲むお酒。と祭りとは関係ないことをひとり思っていると、
この村までつれてきてくれたデンパサールのヘッドマスター・KADEKさんが何やらブツブツ
言っている。
「うちのグループはライスワインじゃなくて、ビールを飲むんだよね」
「へぇー、そうなんだ」
 でもライスワインに比べたら、どう考えてもビールは高くつくはず。
 そんな私のビミョーな疑問を察したKETUTが解説してくれた。
「なんで高いビールが飲めるかっていうと、KADEKのグループの中には日本人女性と結婚した
人がいるんだよ。だからその人がスポンサーになってくれるわけ」
 あ、あーそー。

 我々がどうでもいいバカ話をしている傍らで、山車を出す準備は着々と進められていく。



゛男の世界"としかいいようがない、
ストイックな雰囲気がどんどん高まっていったオゴオゴ行進前のテガリンガ。
 別に誰にも拒まれることはないけれど、だからといってあんまりズカズカ入り込もうと
しちゃいけない世界なんだ、と肌で感じました、何となく、でもはっきりと。



すでに3つの顔のあるオゴオゴに、さらにもうひとつの“顔”が用意されていた。
悪のシンボルといわれるランダの仮面。
(ランダについてはこちらのサイトhttp://www.apa-info.com/gk_rangda.htmlをご参考までに)。



ヘッドマスターの顔にランダの仮面をつける。



ヘッドマスターの両手には長い爪のついた黒い手袋が。



ヘッドマスター、ランダになっちゃいました。



いよいよオゴオゴを運び出す。



この時はオゴオゴに携わる人たちがもっとも気分が高まる瞬間でもあるらしいけど、
見ているほうとしてもものすごく昂揚してくる。



通りにいったんオゴオゴを置いてから、お寺でお清めの儀式をすませる。
そうしていよいよ行進開始。ヘッドマスターもオゴオゴと一緒に山車に乗る。



*補足
この時はそういうものなのかとぼーっと見ていたけれど、こういう風にヘッドマスター自身が
オゴオゴの一部になっているというのは、とっても珍しいことだったんだなと
その後デンパサールなどで観るようになってから気づきました。
このオゴオゴは人を乗せるということも考えて、やや小さめに作られていたのかな?と想像。



本当なら夕方6時ぐらいから2~3時間にわたって村中を練り歩くものらしいが、
この時は島中で禁止されている手前、時間も早めの4時頃にスタート。
行進も大きな通りを一往復したら、それで終わりにするということだった。



 オゴオゴの後を村の人たちがついていく。
 私もずーっとついて行ってみたかったが、その進み具合と人の多さからいって、
帰るのが困難になるのでは、とKETUTとKADEKさんとともに判断。
(KADEKさんはデートの約束があるし、KETUTは私をウブドで降ろしてから
またシガラジャの実家へ戻る予定になっていたため、あまりゆっくりはしていられなかった
のでした。本当にこのふたりにはお世話になりましたわー…)
 デンパサール経由でウブドに戻ることにする。
 その帰路の途中では寺院へ向かう人々の行列には何度も出会ったが、
やっぱりオゴオゴはどこにもいなかった(しつこい)。

 次回はオゴオゴのないウブドのニュピ的大晦日の夜についてアップしたいと思います。

コメントの投稿

secret

No titleNo title

へぇ~、神輿みたいにして担いで練り歩くのですね★
付いて行きてぇ~

もう3月が待ち遠しくてたまりません!

No titleNo title

gunungさん、こんばんわ!
わー、へえー、まさかヘッドマスターがこんな変身を遂げるなんて!
予想してなかったなー。やっぱ普通ではそんなないことなのね~。
でもオゴオゴってホント、その村(?)によって、個性がでるんだろうな。
でもホントに、メンバーの凛とした表情ステキ~?
こんな凛々しい姿みたら、惚れちゃうそうだわ(笑)

No titleNo title

ほんとに男の世界だよね。地元(実家)の方に秋にちょっと有名な祭りが
あるんだけど、その日だけは、普段ちゃらちゃらしてる兄ちゃん達が
パシーッとふんどし姿ですごく誇らし気かつ輝いてるのよ。でね、やはり
男の神聖な世界があるある!ここでもほんとみんないい顔してるよね。

おごおごちゃんの後姿、やっぱりぶりっぶりっしててそそるぅ~
そしておマタにヘッドマスター!こんな人間オゴオゴはじめて見たよ~!
ねぇねぇ、この後、まさかヘッドマスターごと焼かれないよね?(爆)

No titleNo title

ぱうだーさん
もっとたくさんのオゴオゴが出るパレードだと、同じ場所にずっといたほうが
数もたくさん見られるというのはあるんですけど、やっぱしついて行くほう
が楽しいんですよねぇ(超個人的意見ですが)。
私も3月がめちゃ待ち遠しいです~!楽しみですねっ♪

No titleNo title

バリバリさん
こんにちは!
そうなんですよー。この時はホント何も考えなかったけど、今思うと
この村のオゴオゴってとりわけ個性的だったような気がしますワ。
もっといろいろつっこんで聞いてみたかったな(ちょっと後悔)。
そしてホントにこの時はみんな凛々しくてカッコよかったですわんっ!
ちょっとドキドキできちゃう感じがまたいいのよね(笑)。

No titleNo title

viajeraさん
うんうん、普段ちゃらちゃらしてる兄ちゃんがその日だけはパシーッと決めて
輝いちゃうというのが素敵ですよね。ある意味、それこそが祭りであろうと
いう気も!?(これはいきなり飛躍した意見ですわね、ほほ、失礼ー)
でもホント、この神聖な世界には敬意を忘れずに接したいものでするー。

そしてこのオゴオゴちゃんの後ろ姿、確かにかわゆいわん♪と改めて
思いました~!でもね、ヘッドマスターの人間オゴオゴにはどんな結末が
待ち受けていたのか私もちょっと気になってたんですよねー。
うーん、どーだったのかしら!?(爆×2)

No titleNo title

こんばんはー!オゴオゴシリーズにやっとコメント出来ますー。
このオゴオゴの髪の毛、バニヤンツリーの枝なんですね。
すっごいカッコイイ!!荒々しい様子が髪の毛でも表現されてますわ。
枯れ枝ってところがエコな感じでまたいいですね。(そんなこと本人達は
意識してないでしょうけど)
そして、渋いヘッドマスターがランダに変身ですか!それもまたかっこいい!
きっと彼は相当モテるでしょうねぇ。

No titleNo title

ベッティーナさん
オゴオゴシリーズにもコメントありがとうですー♪
あ、でもそうそう、そうなんですよ。本人達にはエコという意識はそれほど
ないかもだけど、オゴオゴに使われてる素材って基本的に廃材なんですよね。
古い竹を切って骨組みを作って、古新聞紙を張りつけてーみたいな。
私はそういうのもエコのひとつよねーと思うし、いろいろと感心しちゃうんですわー。
そしてヘッドマスター、モテそうですよねぇ。この時バリニーズ女子が
いなかったのが残念でした(笑)。でも男子からの人望も厚そうで、
やっぱしそのあたりがまた、魅力的なんですよね~!

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