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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する1997年のオゴオゴ探し②落胆→狂喜→「ええっ?」の巻

BALI―オゴオゴ&ニュピ



ウブド@バリ

1997年4月6日、バリ島滞在2日目。
本来ならオゴオゴのパレードがあるはずの
ニュピ前日の4月8日まであと2日。
それまでに何とかオゴオゴを見つけたい!
総選挙でオゴオゴが禁止であろうとも、
この島のどこかにひとつぐらいはあるはずだー!
ただそれだけを信じて、オゴオゴ探しに出かけた記録の2回目です。

●1997年4月6日。

 この日はKETUTの実家があるシガラジャを目指して、ウブドを昼頃に出発。
ニュピに向けての儀式があるというので、見学させてもらうことが目的だった。
 でも当然それだけでなく、シガラジャの村々やシガラジャへ向かう道中でも
オゴオゴを見つけることはできるかもしれないと、はかない期待を抱いていたのである。
 シガラジャにはタバナン経由で向かう。
 バリに長期滞在中の友達Cちゃん情報によれば「タバナンにオゴオゴがあるかも
しれない」とのこと。
 とはいってもその日の私たちにはいちいち小さな村に寄り道してオゴオゴを探し歩くと
いう時間はなく、あくまでも車の通り道のみだけが勝負。
 こまめにワルンなどに寄って、オゴオゴがあるところを知らないかとお店の人にも
聞いてみたが、誰に聞いても答えは同じ。
「今年はない」
 それだけだった。

 タバナンを過ぎ、シガラジャの村々に入ってからもその状況は変わらず。
ない。やっぱりない。
 KETUTの家に着いて、がっくり肩を落としているとKETUTのお兄さんがなぐさめてくれた。
「今年はしょうがないよ」
 そうだね、しょうがない。でもまだあきらめきれない。しょぼくれている私の様子を
見ていたKETUTのお父さんが、KETUTに向かって何やら熱く語り始めた。
 お父さんの言葉はバリ語で私には理解できないので、KETUTが通訳してくれる。
それによると最近お父さんがたまたま耳にしたラジオで、
「デンパサールのある村では密かにオゴオゴを作っていて、ニュピ前日に山車を出すらしい」と
ニュースを流していたのだという。
 しかもデンパサールの中心部から何kmも離れた村で作っていて、それをわざわざ
運んでくるのだとか…。
 そんなことをラジオで流しちゃっていいの? こっそり作っている意味がなくなるんじゃ。
 そういう素朴な疑問も湧いたが、そんな話を聞いたからにはデンパサールに行って
みないと気がすまない。

 4月7日、滞在3日目。シガラジャからウブドへ戻る前にデンパサールに寄ってみる。
しかし一口にデンパサールといっても範囲は広い。とくに町の中心部から離れたところに
ある小さな通りや村が結構多い。
 またしても、とりあえずは通り道から当たってみるしかなく、そんな状態では見つけることは
できなかった。誰に聞いてもやはり言うことはひとつ、「今年はオゴオゴはないよ」。
ただそれだけ。
(ちょっと意外な感じがしたのは、誰もが「なくて当然」という雰囲気だったことである。
毎年大盛り上がりの行事なのだと思っていたのだが、そんなものなのかなぁ。)
 
 これはいよいよもう、ついにあきらめざるを得ないのか。
 心底がっかりしていると、KETUTが突然「そうだ!」と何かひらめいたように言う。
「毎年、デンパサールでオゴオゴを作っているヘッドマスターを知っているから、
その人の家に行ってみよう。彼だったら何か知っているかもしれない」
 そこでさっそくその人の家を訪ねてみるが、残念ながら留守だった。
 翌日また出直すことにして、この日はウブドに戻る。

 4月8日、滞在4日目。
 朝早くウブドを出発して、前日訪ねたデンパサールのヘッドマスター家を再訪。
 この日はもうニュピ前日。オゴオゴに出会えるとしたらもう今日しかない! という
オゴオゴ的にタイムリミットデイ。
 なぜなら仮にどこかにオゴオゴがあったとしても、パレードが終われば
焼かれてしまうからだ。
 
 デンパサールのとあるオゴオゴチームのヘッドマスター、KADEKさんにその日は
すぐに会えた。
 オゴオゴについて尋ねる私たちに、彼はきっぱりと断言。
「デンパサールにオゴオゴはないよ」
 うう。最後の望みもついにこれで絶たれたか…。
 ところが彼が次に口にしたことは、私に思いがけない狂喜をもたらした。
「でも、4日前にタバナンで見たよ」
 本当かえー! まさか実際に見たという人がここにいらっしゃるとは!!

 KETUTがオゴオゴのあった場所をKADEKさんに尋ねたが、説明を聞いても
よくわからないらしい。
「お願い! 一緒に車に乗ってオゴオゴを見たところへ連れて行って!」
 私にとっては初対面のKADEKさんに、急に訪問したうえでさらにいきなり強引に
ナビゲートをお願いしたのであった。(今考えると大迷惑な行動だ)
 しかしKADEKさんも快く応じてくれて、急遽私とKETUTとKADEKさんというメンバーで
タバナンへ向かうことに。

 やっとオゴオゴに会えるよー!

 どうやら目的の村が近づいてきたらしい。いったん車を止めて、KETUTが道端に
立っていた子どもにオゴオゴのことを尋ねる。
 するとなんと、その子どもは「オゴオゴなんてないよ」と答えるではないか。
 すっかりウキウキしていた我々3人(私だけか?)は皆、呆然とした。
「ええっ、どういうこと?」とその子どもに聞く。
子どもは答えた。
「燃やされた」

 も、燃やされたー!?
(つづく)


サカ@バリのベイビー石像。

コメントの投稿

secret

No titleNo title

gunungさん、こんばんはー!
ワクワクしながら読ませてもらいましたよ~。嗚呼ー、この先がすごく気になる(笑)はたしてgunungサン達3人は、オゴオゴに会えたのかー?

No titleNo title

バリバリさん
こんばんは~!うれしいコメント、ありがとう♪
予告としては、この先は意外とあっさり!?な展開な感じです~(笑)。
少し引っぱりすぎたかしらんっ(汗)。でも引き続き、よろしくですっ♪

No titleNo title

涙ぐましいオゴオゴ探しのたび★
読んでるうちになんか同行してるような気分に
あぁ~燃えちゃったなんてオゴオゴ見せてくれ~!

No titleNo title

ぱうだーさん
こんばんは!つづきを打ち込んでいる間にコメントをいただいたようで、
ありがとうございます~っ!
実は③からオゴオゴ登場でした♪やっぱり私、ちょっと引っぱりすぎ
でしたね(汗)。でもぜひぜひここからご一緒に、一体だけのオゴオゴ
体験を楽しんでいただけたらうれしいです~!

No titleNo title

ちょっとこのベイビーもすごいね!!
SAKAって地名ですか?

No titleNo title

Pちゃん
そう、サカは地名です~(表記は最後にhがついてsakahになるみたい)。
位置的にはウブドとマスの間になるのかな?通り道にででんと座っている
ので、ぜひあの近くに行かれたら見てみてねー♪

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