猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する地下鉄&タクシーのある日のワンシーン@NYC

NYC



ニューヨーク滞在中のある日の夕方。
帰宅ラッシュの地下鉄に乗ると、その車両には流しのアコーディオン弾きの
移民系兄さんがおりました。
乗客に一応リクエストを聞くのだけど、誰もリクエストはしないので、
兄さんが乗客に「何人か?」と聞いて、一方的に「じゃ、これはどう?」と
その乗客の出身国の名曲を弾き語りしているようでした。
ちなみにこの時は、何人かと聞かれた乗客→フランス人。兄さんの選曲→『枯葉』。
哀しげで切なげなアコーディオンの音色が車両中に響き渡っているんだけど、
なぜかユーモラスな曲に聞こえてしまうのはなぜ。なぜ。
そして兄さんはそのフランス人乗客からチップを受け取ると、
次の駅で降りていきました。

すると今度は大声で何かわめきながら一人の黒人中年男性が乗ってきました。
電車が動き始めると、その車両にいる乗客全員に向けて何やら演説スタート。
ちゃんと英語を聞き取ることはできていませんが、要約すると
「俺は失業中で金がない。
働きたくても(人種差別で?←そういうニュアンスの憤り発言が多かった気が)
雇ってくれるところがない。
今はもうたったひとつのパンさえ買う金がない。
腹が減ってたまらない。
誰かこの中に、俺に何か食べ物を分けてくれる人はいないのか?」

そして「誰かいないのか!?」
くるっと後ろを振り向いて叫ぶので少しビビリました。
私はその男性のほぼ真後ろに立っていたもので・・・。
しかもその人は体も声もどでかく、さらに黒い革のコートにサングラス、
威圧感ありまくりのルックスだったのよねん、印象としては。
それにだいたい、「誰かいないのか!?」という言い方もすんごくえらそうではありました。
とりあえず、私のまわりの人々はみんなうつむき加減で、
彼とは目を合わせないようにしていました。
私は逆に近すぎて彼の視界には入っていなかった感じ。
誰もが彼の声を無視していたけれど、その人はずっと乗客一人一人に
確認するように「誰かいないのか!?」
大声でくり返していました。
そしたら、車両のちょっと奥のほうに立っていたサラリーマン風の黒人男性が、
自分の鞄の中から、どこかのデリで買ってきたと思われる紙袋を取り出して、
その人に黙ってすっと差し出しました。
彼は「サンキュー」とそれを受け取ると、すぐに黙ってその車両から去っていきました。



イエローキャブにもちょくちょく乗りましたが、
日本のタクシーのように「空車」等のサインが出ていないので、
とりあえず止めようと思ったら、とにかく手をあげるしかありません。
週末の夜のダウンタウンなんかでは、さすがにほとんどのイエローキャブが
お客さんを乗せていて、寒風の中をむなしく何台も見送ったわけでしたが、
そんな状況の中で、ようやくたった1台、止まってくれました。
やったぁ~!! と喜び勇んで車に近づいていくと。
「どこまで行きたいの?」と、車の窓越しに運転手。
「××丁目」
こちらが目的地を告げると、
「あー、じゃあダメだ」と運転手。
「ええー!? どうして!?」
「家で家族が待っているんだ。だから早く帰りたいんだ」
えー。
「え、あの、××丁目に寄ってからじゃダメなの?」
「うん、ダメ。ほかあたって」
そしてとっとと走り出し消え去っていくイエローキャブ!
寒さにこごえながら、途方に暮れる私と友達!
やっとやっとやっと次のイエローキャブが止まってくれて、
無事に乗れた時は、その運転手がホントに神様に思えました~。

と、なんかまただらだら書いてしまいましたが、
個人的にはそんなニューヨークの人々をおもしろいなぁ
(様々なカルチャーショック等も含め)と思うし、
とても好きな街だなぁ、もっと触れてみたいなぁと
やっぱり思わずにはいられないのでした。

ちなみに、以前の記事で空港行きのタクシーでぼったくられて
チップを払わずにいたら「チップは15%だ、常識がないのか」と
運ちゃんにイヤミな催促をされた話を書きましたが、
私と友達は15%のつもりが間違えて1.5倍(つまり50%!)の
チップをイエローキャブに支払ったことがある、常識がないどころか
超気前のいい人間であることを、ここで付記させていただきます・・・爆!!

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secret

No titleNo title

gunungさん、こんばんは&ただいまでーす!
うふふ、やっぱNYCは刺激的というか、色んな人種の人達が住んでて、
毎日色んな事が普通にありそう!
私も久々にバリ以外の場所に出かけて、バリとは違った刺激があるわ~と思ったのでした。どちらがいいとかではなく、どっちも楽しいな♪

No titleNo title

タクシーチップの常識はよくわかんないですけど、レストランとかでは
「チップとはそのサービスに対して支払われるべきもの」との姿勢を
崩さない私は、もちろん気持ちのよいサービスにははずみますが
どうしようもないサービスにはわざと「失礼な金額」を置いていく
イジワルなタイチョーです。だってもし置いていかなかったら
「チッ、日本人、チップ忘れてる」って思われるだけなので
「忘れたわけじゃなく、あんたのサービスが気に入らなかっただけ!」
ってことをワザとアピールしているつもりですが、当人達にとっては
単なるケチか常識知らずって思われてるだけなんでしょうね、、きっと。
とほほ。

No titleNo title

バリバリさん
おかえりなさーい!
うん、バンコクもまたバリともNYCとも違う刺激がありそうな気がします~。
バリバリさんのレポが楽しみ♪
NYCはほんと、いろんな人種の人たちが住んでいるというのが
大きいなぁーと思いますわぁ。街のエネルギーの源ですもんネ。
しかし私の頭の中はそろそろ3月に向けて本格バリモードになってきつつ
ありますー(笑)。まだ先ですけど、意外と年が明けると早いんですよね・・・。

No titleNo title

viajeraさん
いやー、明らかに平均よりも小額なチップだったら本人も気づくのでは
ないかしら。というか気づいてほしいですよね、マジで。
チップって、対サービスとして考えるとホントに難しいところではありまする。
それこそ常識の額を支払うのが常識っていう感じになっちゃってますもんね。
ちなみに関係ない話ですが、とりあえずハドソンホテルは、自分たちの
サービスに何らかの落ち度があったと認めた場合はチップを受け取らない
方針みたいでしたわ。そりゃそうですよねんって話ですけど、その時は
妙にほっとしましたっす(笑)。

No titleNo title

こんばんわ
ニューヨークに住んでたことあるんですね
私はツアー旅行でしか行ったことなくてしかも3日間だけ
で5番街を大急ぎで歩いただけだけどもう一度今度はゆっくり行ってみたいです

No titleNo title

中古車輸出業者の実務講座さん
はじめまして。いえいえ、ニューヨークに住んでいたことはありません。
旅行の日記をしばらくの間綴っているところです。
でも3日間の滞在だと確かに急ぎ足になるかもしれませんね。
私も次回はもっとゆっくり行ってみたいと思っています。

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