猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示するロンドンっ子たちと当日券争奪戦?(ちょっと違う!)

ROLLING STONES



10月29日・The Rolling Stones in Beacon Theater@NYC 初日・午前の部の巻。

28日の午後、嵐のアトランティックシティから平穏なNYCへと戻りました。
↑しばらくシケた感じの画像が続いてしまったので、
何となくNYCらしく?エンパイアステートビルの写真を・・・。
晩秋のニューヨークはすっきりと晴れた日が多く、
空が気持ちよかったです。

29日の午前10時から、ローリングストーンズのビーコンシアターのライブの
当日券をネットオンリーで発売!
そこでその当日券ゲットを目指して、
私は宿泊中のホテルのビジネスセンターへ。
ビジネスセンターといっても狭い小部屋に
PCが2台設置されているだけなのですが、
それでも宿泊客は使い放題。助かります。

ところがこの日、9時45分にビジネスセンターに行くと、
すでにビジネスセンターは2名の先客で埋まっていました。
しかも私の前に3人組の欧米人男性が順番待ちをしている状態。
10時までに空いてくれるかしらーと、ややハラハラ。
しかし私以上にハラハラというかイライラした様子なのが、
順番待ち中の3人組。
ひっきりなしに腕時計を見ては、ビジネスセンターの中をのぞきこむ。

よく見ると、ビジネスセンターの中にいる2名の先客のうち、
ひとりの男性はマイPC(以後、マイPCおじさんと命名)を持ち込んで作業中。
席自体は埋まっているけれど、PCは1台空いている状態でした。

こりゃマイPCおじさんに、空いてるほうのPCを使わせてよって言いたいよねぇーと
思っていたら、3人組もやはり同じことを思っていたようで、
10時5分前、かなり切羽詰まった様子でマイPCおじさんの元へと突入。
3人組は自分の時計を指差しながら、必死で何かを訴えていました。
多分、10時には使いたい用があるって言ってるんだろうなーと
状況から見て察することができました。

するとどうやらマイPCおじさんは「自分(マイPCおじさん自身)が座る椅子を
持ってくればどいてやる」とか何とか言ったらしく、
ビジネスセンターを出て行った3人組はホテル内のどこからか、
一人がけのソファを速攻で運んできました。
そしてマイPCおじさんをそのソファに座らせた3人組のひとりは、
そそくさと空いているPCの前に座ると、
着ていたジャンパーを脱いでTシャツ1枚になり、
財布からクレジットカードを出してバシッと机に置き、
真剣な面持ちでPCに向かい始めました。

その一部始終を見ていた私は少しドキドキしながら思いました。
「この人たち、もしかしてもしかして、私と同じ目的じゃねー?」

ほどなくもう1台のPCも空いたので自分も中に入り、
チケットのサイトにアクセスしようとしていると、
マイPCおじさんと3人組の会話がすぐに耳に飛び込んできました。
マイPCおじさん:「キミたち、PCで何をしようとしてるわけ?」
3人組:「ローリングストーンズのチケットをとるんだよ!」

ああ、やっぱり!

私と友達も仲間です、とすぐに言おうかと思ったけど、
いや待て、ライバルでもあるじゃん。
と考え直し、黙っていることに(ビミョーに姑息)。
しかし、当日券を発売するはずのサイトにつないでわりとすぐに、
ああ当日券は出てないんだ、ということは判断できました。
画面のどこをどう見ても、チケットを売る状態にはなっていない。


自分としてはすぐにあきらめモードに入りそうな状況だったけど、
3人組のほうはずーっとカチカチクリックし続けている。
何か私の知っているサイト以外にも手段があるのかな?
と、変わり映えのしない画面を自分もカチカチしながら
ふと3人組を見ると、そのうちのひとりと目が合ったので
「ローリングストーンズ?」と思わず聞いてしまいました。
すると3人組は最初は「は?だったら何よ?」とでも言いたげでしたが、
私が「じ、じつは私たちも」とややもじもじしながら伝えると、
「ええっ、まじかよーっ!」
そしてその瞬間からビジネスセンターの中には
ストーンズスメル的なものが一気に充満。
(それってもちろんナイススメルよん♪)

ところでこの3人組に便宜上?、勝手に名前をつけますと、
ミスター・トール(tall)*3人の中で一番背が高いから。
               しかし彼はこの後すぐに出ていったのであまり登場しません。
ミスター・めがね男子*見たままの印象で。3人の中で一番社交的でした。
ミスター・ストーンズ*ずっとPCに黙々と向かっていたのがこの人。
              そしてベロTシャツを着てました。

ミスター・めがね男子が「ってことは、当日券はここにいるだけで5枚は必要ってことだ」
と言いながら、自分たち&私と友達を指しながら
ワン、ツー、スリー・・・とひとりずつ数えていく。
そしてマイPCおじさんを指して「シックス?」と聞くと
マイPCおじさんは「ノー。オレは興味ない」とキッパリ。
ある意味、興味のないあなたがうらやましいぜ、ともこの時は思いました。
(でもマイPCおじさんも後から同じチケットのサイトをチェックしてくれたりしていた)

それにしても、この3人組もこうしてここでこんなことやっているってことは、
きっとアトランティックシティにも行ったんだよね? と思って
そのことを聞いてみると、
「行ったよ。でもキャンセル・・・」と言いながら
「はああー」と手で胸を押さえ、うなだれるミスター・めがね男子。
だよね、やっぱりそうだよね。

そしてミスター・めがね男子もask us:「キミたちも行ったのかい?」
私:「行ったよ」
めがね男子:「キミたちはどこからアトランティックシティに行ったの?」
私:「日本から」
めがね男子:「ええっ!!! に、日本!?」
「ありえねーっ!!!!」って感じで、かなーりびっくりされました。
私:「そういうあなたたちはどこから?」
めがね男子:「ロンドン」
ロンドンだって十分、遠いじゃんっ!!

しかし実際、ロンドン―NY間のほうが距離的には近いし、
ユーロやアメリカから見たら、日本ってやっぱりFar East、極東なのよね。
私らが考える以上に日本ははるか遠くに感じるようで
彼らの驚きはしばしおさまらず、
「そんな遠くからきたのに、やれやれ、残念だったねー」と
ねぎらってまでいただいた私たちでした。

そしてさらに私がもうひとつ思ったのは、きっとこの人たちって
もちろんかなり筋金入りのストーンズファンなんだろうなということ。
そこでちなみに今回のビガバンツアーは何回くらい観ているのか聞いてみると、
めがね男子:「オレは10回くらいだけど、こいつは20回は行ってる」と言って
ミスター・ストーンズの肩を叩くではないですか。

おいおい、このツアーだけで20回かよっ!!!

いやー世界のすごさってやつを目の当たりにした感じ(笑)。
すごいわ、すごいわー。

しかもさらにすごいなと思ったのは、
どう考えても無駄な(なぜなら売ってすらいないから)
この当日券勝負を彼らがまったくあきらめないことでした。
結局、私たちも彼らも同じ「チケットマスター」のサイトを
ずっとクリックし続けていたんだけどね。

途中、彼らのPCの様子を見たいと思って立ち上がると、
ミスター・めがね男子が「ギブアップ?」とニヤリと問いかけてきました。
人からギブアップと勝手に決めつけられることほど
プライドが傷つくことってないぜ、とかちょいと意固地になって(笑)
「ネ、ネバー。ネバーギブアップ」と再びPCをクリック開始。

やがてめがね男子も(マイPCおじさんもすでに退出)出ていき、
残るはミスター・ストーンズと私たちだけに。
ふと気になったことを、ミスター・ストーンズに聞いてみました。
私:「来月、またアトランティックシティに行きますか?」
ミスター・ストーンズ:「ノー!」
即答でした。
今月中止だったから、来月また出直す。
それはやっぱり簡単なことじゃないんだ。
ノーならノーでいいんだ、ってやっと思えました。

そのうち、PCを使いたいという他のお客さんがやってきたのですが、
「今チケットとるために使ってるから!
チケットがとれるまではPCは空かないよ」
と言い切って追い返したミスター・ストーンズ。
あんたってばホント、ミスター・ロケンロールだねぇ・・・。

結局、ねばること約1時間。
彼らは11時にチェックアウトすることになっていたようで、
荷物をまとめてきたミスター・トール&めがね男子が
ミスター・ストーンズを迎えにきました。
当日券はとれなかった。でもやるだけのことはやった。
その精神はやっぱりネバーギブアップ。

別れ際、3人がひとりずつ、私たちに向かって
「GOOD LUCK」と言ってくれました。
私は「あなたたちも」とは言わず、「サンキュー」とだけ返しました。
その「GOOD LUCK」には、ただの口先だけの挨拶とは違う
心のこもった重みがあったから、
それをしっかり受け止めたいって思いました。
そして私はやがてきっと自分に訪れるであろう
グッドなラックを信じようと心に決めました。
それは必ずくるんだ、ってね。

そしたら、ホントに私にとってはちょっとしたグッドなラックが
やってきてくれたわけです。
ホッホー♪と調子に乗りながら、次回の「午後の部」へ。
つづくーっ!

コメントの投稿

secret

No titleNo title

きゃー、gunungさん!ワクワクしながら一気に読んだわ~。
すごいね!何がと聞かれても答えなれないというか、ホントすごい!
としか言えないわ・・・なんだか今すごーくこの文章読んで興奮状態
ですわ!やっぱ筋金入りのファンって、すご過ぎる!
こんなステキな出会いがあったんだあ~。手に汗握ってますわ、今!
続きも超楽しみっす♪

No titleNo title

すごーい。これもみらくる~。出会いと言うか縁だよね。
諦めずにやるだけのことはやる。その瞬間の5人のソウルは1つ!
って感じでロックだわ。ドラマだわ。そういうのって勇気もらえるよね
わたしも興奮しちまった。そして続きが楽しみ~わくわく。

No titleNo title

バリバリさん
ありがとうー!
私もこの時は「すごい!」としか言えなかったですわん。
本当にこの人たちはすごかった~!どちらかといえば寡黙なタイプの人たち
だったのですが、やっぱり持ってるエネルギーが強いっていうか、この後は
ちょっと疲れて、部屋に戻って小1時間ほど爆睡してしまいました(笑)。
でもホントにこの状況&タイミングでなければ出会えない方々だったし、
記憶の中ですんごい宝物になってまする!

No titleNo title

viajeraさん
ホントにね、ミラクルなご縁だったと思います。
そして隊長が私のコメントに書いていてくださったレスのように、
こうして出会えたのって31日のチケットがとれなかった&ライブが延期に
なったからでもあるんだなーって、今はすごく思うことができてます。
勇気ももらえたけど、私なんて甘ちゃんだ、と思えたこともよかったですわ。
しかしマジで、「捨てる神あれば拾う神あり」ですよね。ありがとー!

No titleNo title

こりゃ、わくわくですね。
私にはストーンズはわからないですが、米国らしいダウンタウン(?)のホテルや嵐の海、、、、わくわくしてしまいます。
good luck、、、楽しみです。
  • 2006.11.07 Tue
  • fisheyes
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No titleNo title

fisheyesさん
わくわくしていただけてますか。ありがとうございます。
ホテルについてだけの記事などもストーンズ日記が終わったら
アップしようと思っていますので、しばしお待ちくださいませ。

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