猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

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福島



帰省の際にはなるべく手荷物を軽くしたいので、衣類などかさばるものは宅急便で送っている。
東京に戻ってくるときも同様に。
そんな実家から送った荷物を先日届けてくれたクロネコさん(ここ1~2年ほど顔見知りの担当の方)が突然、「あのー、グヌンさんって福島の方なんですか?」と聞いてきた。
伝票の送り主の住所を見て、あれって思ったもので、と。
「そうですよ」と答えると、「請戸っていうところ、知ってます?」とクロネコさん。
「はい、知ってます」
「実は僕、以前は毎年お正月に請戸に泊まりに行っていたんです。サーフィンをやるために」
「えーっ、そうなんですか!」

請戸は福島県浪江町の沿岸部にある地区で、津波による被害がとても大きかったところ。
今は避難指示解除準備区域となっている。

そんなこんなを玄関先で少し立ち話した後、クロネコさんは「だから僕、福島が大好きなんですよ!」と爽やかに笑って去って行った。
いつも荷物を届けてもらうだけで、どんな人なのか全然知らなかったけれど、そうかサーファーなのか、2011年のお正月までは福島の海に通っていたのか、福島のことが大好きな人なのかーと一気に情報量が増えた。
ずっと大好きだった場所、毎年会っていた人々、あの海の波に乗る楽しみ。それらを失った彼の気持ちを、少し想った。

そして今日は仕事先での新年昼食会に参加させてもらったのだけれど、お正月どうしてましたー? 帰省しましたー。ご実家はどこなんですかー? 福島県の南相馬ですー。という会話の流れから、親御さんの故郷が大熊町、という人が身近にふたりもいることが発覚。なんとなんと! うちの母親の故郷も大熊町なんですよー、と。
東京での10人くらいの集まりのうちの3人が大熊町にゆかりがあるなんて、地味に高確率すぎて驚き。
そして、ということはあなたも、あなたも、ご親族が故郷を離れなくてはならなくなったわけですね……と今さらながらに初めて知ってちょっと胸が締めつけられるような思いがした。

話は変わりますが、トップの画像は南相馬市原町区内にあるポケストップのひとつ。
ポケストップの数自体は少ないながらも、「この町にこんなところがあったんだー」という新鮮な発見は結構あっておもしろかったな。そこがポケモンGOのよさのひとつだすな(最近はもうアプリを開く頻度が激減気味ですが……)。