猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する猫はいろいろ教えてくれる

LIFE

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まだ暑さが厳しかったある日、ひょんなことから近所の猫が我が家に出入りするようになった。
あるお宅で飼われている猫なのだけれども、なぜか激しくお腹をすかせているときがあって、私が把握しているだけでも本宅以外に最低3軒の別宅があり、ごはんやおやつをもらっている。
要は、我が家もその1軒に加わったわけである。

基本的にはごはんを食べてお腹がいっぱいになったら出ていくのだけれど、何度も来るうちに、ついでに寝ていったりするようになった。
そのうち一緒に寝たりなんかもするようになって、いつかの日曜の夜に彼女(雌猫なのです)とごろごろしながら『真田丸』を観たのは幸せだったなー
が、抱っこされたり、触られたりというのがあまり好きではない猫なので、スキンシップ的幸福感はあまり味わえない。
寝ているときに思わず頭をなでなでしたら、長々と文句をいわれたことも。
適度な距離感を保つよう努めてます。

涼しくなってきてからは押し入れの中にこもるようになって、同じ家の中にいても姿をほとんど見ないという状況になっていた。
でも、彼女が寝るスペースにふかふかの毛布を敷いたり、かけたりすると、ゴロゴロと喉を大きく鳴らしてくれて、それにもまたなんとも幸せな気持ちにしてもらっていた。

しかし最近はしばらく会っていない。
タイミングもあるが、このところの寒さで彼女も外を出歩かなくなっているのだと思う。
わたしとしては猫を飼っているわけでもないのにフードを買ったりする手間も減ったわけだけれど、それがうれしいかといったらもちろんまったくそんなことはない。
彼女が好きなごはんやおやつをだしたり、できるだけ快適な寝床を提供したりって、一見、猫のためにやっているようだけれど、全然違う。

そうすることでなによりうれしく、満たされていたのは自分自身だった。
というか、喜びの本質ってそういうところにあるのかもね実は。
自分のことだけでいっぱいいっぱい過ぎる毎日だけど、眠っている思いみたいなものが自分の中にあることも知る。