猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示するしあわせとは

ニャーちゃん



ねこの鼻くそをとってあげることでもあったな。

最初はちょっといやがりつつも委ねてくれて、取り終えた後はお互いすっきりいい気分(ええ、ねこのほうもきっと)。

「○○してあげる」という言い方は好きじゃないので極力使わないようにしているつもりだが、ねこ(あるいはひと)の鼻くそに関しては「とってあげる」としか言いようがない気がする。
いや、手を貸す、という言い方もあるかな。
なにせねこは自分の手で自分の鼻をほじれない
(しかもニャーちゃんは鼻炎気味で鼻をつまらせがちだった)。
でもなー手を貸してくれと頼まれたわけじゃないんだよなー。

この「○○してあげる」については、木内昇さんの『みちくさ道中』の中にある『最軽量の「あげる」』というエッセイが言い得て妙で、あたしゃ膝を打ちまくり。
文中に挙げられている「あげる」の使用例もおもしろいのでぜひ同書での一読をおすすめしつつ、ここでは締めの部分だけ引用させていただきます。

 でも「誰か」や「なにか」に「してあげる」ことはそう簡単なことではない。だいたい「あげる」という半端な心根でなす行いが、他を助けたり救ったりできようか……とつい悶々とする私は、やはり頭の固い昔かたぎの人間なのだろう。

「半端な心根でなす行い」……耳が痛いざます。

ちなみにこのエッセイ集からわたしが感じる木内昇さんの人となりを一言でいうなら「端正」。
文章も端正。好きですー