猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する記憶の補完?

LIFE

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去年の秋、とある小さな温泉地に知人と出かけた。

その温泉地には10年以上前に家族と泊まりがけで訪れたことがあり、
いい印象がぼんやりと頭の中に残っていた。
ただ、どの宿に泊まったのか、はっきりと憶えていない。
宿の名前はおぼろげに記憶しているのだが、
その宿の外観を見ても、「ここだったっけ……?」という感じで確信がもてない。

年末に帰省したときに、母と妹に聞いてみた。
「○○温泉に行ったときに泊まったのって、○○って宿だったっけ?」
すると、母と妹、「そうだよ」と即答。
母:「2回ともね」
わたし:「えっ、2回って?」
妹:「2回泊まったべした。初めて泊まったときものすごくよかったから、
   また行きたいねって話になって」
母:「んだ。でも2回目はいまいちだったんだ」
妹:「んだ。プールを刺青の入った男の人たちが占拠してたりして」
わたし:「んなことあったっけか?」
母:「食事もなんだか初めて行ったときより落ちてて。
   天ぷらはその場で揚げてくれたけど。ワゴンで回ってきてな」
妹:「うん」

なんだそれーっ。全然憶えてなーいっ。

最初のときは、まだ東京に住んでいた妹と上野駅で落ち合い、
一緒にその温泉宿へ向かったらしい。
それもおぼえとらん。。。

最初のときはまだ独身だった弟が、
2回目に訪れたときには結婚していて、
そのときは義妹も、まだ2歳か3歳くらいだった姪っ子も一緒だった。
それはおぼえとる。。。

後日会った弟にも同じことを聞いてみた。
すると、
「最初行ったときはすんげえよかったのに、
2回目のときは刺青のおっさんたちがわんさかプールにいてよう。
食事もなんだかいまいちだったし。
天ぷらはその場で揚げてくれたけど」
と、母と妹とほぼ同じ記憶を語るではないか。
つか、そんなに印象的だったのか、刺青と天ぷら。

えーっ。
なんでわたしの記憶にはないのー。
どうなってんの、わしの脳みそー。

どんなに話を聞いても、自分の記憶となってよみがえってくることはない。
自分がすっかり忘れていることを憶えている、
同じ時間を共有した人々の存在のありがたさを感じる。
とくに親の、自分の子供に対する記憶力ってすごい。
自分の母親と話していてそう感じることが、年齢とともに増えてきた。

ま、でも、もしその当時ブログなどをやっていたら、
宿や食事の写真なども記録していただろうから、
こんなにすっこーんと記憶が抜け落ちることはなかったのではないかな、とも思う。
ブログでなく、日記をつけているだけでも記憶の手助けにはなるだろうけれど、
不特定の人に見てもらうことを前提にして記録することは
それなりの緊張感を伴うし、
ただノートに書きなぐるのとは違う頭の使い方をするものだし、
だからこそ自分の中にも残りやすいのではないか……と
なんだかうまく説明できませんが、
やっぱりブログは続けたほうがよいかもと思った次第なのでありました。
え、そーゆーオチ?(←自分へのツッコミ)