猫とワタシ

BACK TO BACK

背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する大好き

福島

1aaaDSCF8670.jpg

NHK連続テレビ小説『あまちゃん』を観ていていつもぼんやり思うのは、
高校の頃の自分はユイほど田舎がいやだったわけではないけれど、
アキほど田舎が好きだったわけでもなかったなあということ。

そして、ああでも母の実家のある大熊町夫沢のことは大好きだったなあ、
というところに思いが行き着く。

母の実家……つまり祖父母の家から歩いてすぐのところにシロツメクサ畑があって、
子どもの頃は春になると必ずそこに行って花を摘み、首飾りを編んだ。
それが何より楽しみで、花の咲く季節がいつも待ち遠しかった。
初めて母がその場所で花の首飾りを編んでくれたときのうれしさが幼い心に刻まれていて、
幸福の象徴のように感じていたのかもしれない、子どもながらに。

今もシロツメクサは大好きな花。

1aaaDSCF8669.jpg

大熊町夫沢、とは福島第一原発の住所でもある。

こんな形で大好きな場所が失われることになるなんて、
アキやユイの年の頃にはまったく想像もしていなかったよ……とまたぐずぐず考える。

しかし『あまちゃん』はすごいなー。
さんざん笑わせてくれて、時々ほろりとするよなときも決してウエットになりすぎない。
でも大切なことは、直接的な言葉で押しつけられたりしなくてもちゃんと伝わってくるわけで…
ってゆーか地方出身者としてはやっぱりいろいろ感じるところがあるのだわよぅ

1aaaDSCF8667.jpg

この写真の場所は南相馬市原町の北泉。
津波によって多くのものが奪い去られたこの場所に種を蒔いてくださった方々がいるのだろう。
大好きな花が、たくさん咲いていた。