猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

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福島

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6月8日の夕方、南相馬市小高区を車で回った。
帰路につくため車のナビで最短ルートを探して走る。
しかし道は途中で遮られる。

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映像や写真でしか見たことのなかったバリケード。
実際目の前にすると、想像以上になんともいえない気持ちになる。

そのバリケードのすぐ隣に希望の牧場/があった。

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偶然たどり着いたので、ここに来るまでこの牧場の存在を知らなかった。

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このときここには人間は自分たち3人しかいなくて、
牛たちが草を食む音だけが牧場に広がっていた。

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こんな数の牛をいっぺんに見たことはこのときまでなかった。
300頭はいるのではないか、という話だった。
これだけの牛がいるにもかかわらず、人がいないことの静けさ。

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ここにいる牛たちももしかしたら殺されていたのかもしれない。
しかし今、被曝した体で生きている。

身を引き裂かれるような思いで牛を手放さなくてはならなかった人たちがいる。
“処分”される運命だった牛たちを保護し、ここで世話をしている人たちがいる。

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また別のバリケードで遮られた道からは海が見えた。
車を降りてガードレールをまたいで海を見に行った。

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海を好きだと思う自分の気持ちは変わらない。

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でも心の底から恐ろしい。

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写真や映像を見るだけでいつもひどく胸が締めつけられる。
そしてそれだけで「見た」つもりになってしまうのだなと思う。

写真や映像は当然のことながらごく一部分を切り取っているにすぎない。
極端なことをいえば、意図的に悲惨さを演出することもできるだろう。

でも実際はそうじゃない。一部ではない。
失われたままの現実がこの地区の中ではどこまでも続いている。

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