猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

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LIFE

好きだけど、合わない。
心は寄り添おうとするのだけど、体がどうしてもついていかない。
それってつまり相性がよくないってことなのだろうなぁ、と思う。

何の話かというと、焼酎である。
焼酎、おいしいと思うし、飲み始めたらどこまでも飲める。
飲んでる間は相性バッチリなんだけど。

気がつくとあり得ないほどの酔い方をしているのである。

初めて焼酎を飲んだのは21歳の頃。
当時勤め始めた会社での最初の飲み会だった。
焼酎って美味しいわ~と感激しながらクイクイ飲んだ。

で、途中からまったく記憶がない。

朝、目が覚めたら全然知らない部屋にいた。
会社の男子の部屋だった。
その男子が聞かせてくれた話によると、
わたしは飲み会が行われた店を出るなり路上に横たわり爆睡。
どれだけ揺さぶり起こそうとしてもまったく起きない。
そのためたまたまわたしと帰る方向が一緒だった男子のアパートまでとりあえず運ぶことになり、
寝ているわたしをみんな必死で持ち上げ、ひきずり、タクシーに押し込んだ。
その後タクシーが男子のアパートに着いてもわたしは起きない。
男子はわたしをひきずって部屋まで運んだ。
男子のアパートは古い木造家屋で玄関が共有だったので、
わたしのことをひきずって廊下を歩く音がうるさすぎて
住人たちからはクレームがきたらしい。

それらの記憶がまったくない。

しかしそのときは焼酎のせいだとは思わなかった。
その後何度か焼酎を飲むたびにひどい酔い方をすることに気づき、
焼酎を飲むのはなんとなく自粛するようになったのである。

が!
つい先日、ある初めての仕事の打ち合わせがあり、
今後結構密なおつきあいをしていくことになるということもあって、
クライアントの方々がお食事会をセッティングしてくださったのだが、
参加者全員が「飲める」人ばかりだったので、
焼酎の一升瓶を入れようということになった。
そういう場ではとてもじゃないけど「すみません、わたしはビールで……」などと
勝手なことは言い出せない。根っから厚かましいわたしでもさすがに…。

で、飲んだ。
しかもなりゆき上?、焼酎のロックを、焼酎の水割りをチェイサーにして飲むという
わけのわからない飲み方で。
でもなにしろ飲んでいるときは相性バッチリの焼酎くん。
わたしはすっかりゴキゲンちゃん。

勢いにのって、クライアントの長であるYさんと2軒目の店へと行った。
それ以外の人たちは皆1軒目で帰ってしまったのだが。

そしてここからまたほとんど記憶がない。

2軒目の店に入ってからどんどん気持ちが悪くなってきたのは憶えている。
そして店を出て、店の前の植え込みみたいなところに腰かけた。
Yさんも一緒に腰かけてくれた。
とにかく駅のタクシー乗り場まで行こうよ、すぐそこだから、
とYさんが何度も言ってくれるのだが、
わたしは気持ちが悪くて動けない。
「ここまでタクシーを連れてきて」とわたしも何度もお願いしたのだが、
「ここは一方通行でタクシーが入ってこられないんだよ」とYさんは何度も言っていた。
……というのは憶えているんだけど、
たぶんわたしはその場所で1時間くらいは寝ていたのではないだろうか?
そしてYさんはそれにずっとつきあってくれていたのではないだろうか?

とりあえずYさんに介抱されながらタクシー乗り場まで何とか歩いて
Yさんと一緒にタクシーに乗ったところは憶えている。行き先も告げた。

が、「さあ降りるよ」とYさんがわたしをタクシーから降ろそうとした場所は
まったく見覚えのない場所だった。
「こ、ここはどこですか?」
「わたしの家があるところですよ」とYさん。
「グヌンさんの名刺の住所を見て、グヌンさんの家、運転手さんとすっごく探したんだよ。
運転手さん、足が悪いのに車から降りて探してくれたんだよ。
でもあなた、石になってたからね。
全然起きないし、家の場所もわからないからやむを得ず連れてきたんだよ」

がーん……ほんとうにまったくそんなことをしてもらっていたなんて知らなかった……

Yさんはこの遠回りおよび深夜割増によってなんとタクシー代を1万円強支払ったらしい。
今から帰ったらグヌンさんもその半分くらいはタクシー代を払うことになるよと
Yさんはわたしの懐事情まで心配してくれたのだけど、
目覚めた以上帰らないわけにはいかないので、
運転手さんには申し訳ないけどまた来た道を引き返してもらうことにした。
わたしのバッグの中にはYさんが買ってくれた
ミネラルウォーターのペットボトルが入っていた。
買ってもらったことはもちろん憶えていない。
Yさんやさしいなぁ申し訳ないなぁという気持ちでいっぱいになる。
Yさん。初対面のYさん。しかも今後しばらく仕事でお世話になるお方……。

頭はだいぶしらふに戻りつつあったが、
胃は相変わらずムカムカしていて途中で運転手さんに車を止めてもらわないと
耐えられないほどムカムカ。

家に着いたのは午前3時過ぎだった。
2軒目の店を出たのは午前0時頃のはずなので、やっぱり道端で寝ていた時間が
結構長かったのではないかと思う。Yさん、ほんとうにごめんなさい。

あー最悪。最低。
四十すぎてやることじゃないだろ、と思う。
自分で自分が恥ずかしすぎるのであえて書いて公開することにしました。

【決意その1】
Yさんへの恩返しは、きっちりいい仕事をすることだと思うので頑張ります。

【決意その2】
そしてやっぱり焼酎はもう飲まないことにします。

しかし結局のところ、相性とかなんとかじゃなくて
単に飲み過ぎだろ!
という結論に達するのであった(あたりまえすぎ)。

コメントの投稿

secret

焼酎飲まないなぁ焼酎飲まないなぁ

でも目の前にあるのが焼酎だけだったら飲みますよ。
えーと、それなりの量をですねー(笑)

お酒が美味しかったり楽しかったりすると、ついつい、ね。
まあ、なんとか家に帰れたんだし、今後の仕事にも力が入る(笑)わけですから♪
無事が一番! Yさん、ステキ!

yoyatolaさんyoyatolaさん

yoyatolaさん、こんばんは~!
ですよねー、それなりの量ってところが肝心ですよねー。
酒飲み歴ン十年でありながらまだわからんのかーそれなりの量がー!
と自分につっこんでおります。ああ恥ずかし。

Yさんにお詫びとお礼のメールを送ったら、
「無事で何よりです」という御返事が。やはりステキ!
そしてもちろん「仕事もよろしく」という一言も。
ほんとステキですわ、Yさん!