猫とワタシ

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背中合わせのNight&Day

この記事のみを表示する1月の読んだものとかメモ

LIFE

<1月(年末からの正月休み含む)に読んだ本や漫画など>
マナをめぐる冒険 魂を潤す究極のレシピ/将口真明(講談社)
蛍・納屋を焼く・その他の短編/村上春樹(新潮文庫)※再読
バガボンド(33)/井上雄彦、吉川英治(モーニングKC)
きのう何たべた?(4)/よしながふみ(モーニングKC)
チャンネルはそのまま!(1)~(3)/佐々木倫子(BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
聖☆おにいさん(6)/中村光(モーニングKC)
四月の海賊たち/五木寛之(文春文庫)※20年以上ぶりに再読
変身/カフカ、高橋義孝(新潮文庫)※20年以上ぶりに買い直して再読
挽歌/原田康子※昭和51年に講談社から発行された単行本を再読
ノルウェイの森(上)/村上春樹(講談社)※再読
ノルウェイの森(下)/村上春樹(講談社)※再読
掌の小説/川端康成(新潮文庫)
フランス女性は太らない/ミレイユ・ジュリアーノ、羽田詩津子(日本経済新聞社)
やせれば美人/高橋秀実(新潮文庫)
身体のいいなり/内澤旬子(朝日新聞出版)
本に読まれて/須賀敦子(中公文庫)※再読
あと千回の晩飯/山田風太郎(朝日文庫)
暗渠の宿/西村賢太(新潮文庫)


<1月に観た映画>
ヤギと男と男と壁と
ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
ノルウェイの森
僕と妻の1778の物語
ペルシャ猫を誰も知らない
闇の列車、光の旅

<1月にブックマークした主なネット上の記事など>
ワープって出来る?「時空の抜け道」名大教授が検証法(朝日新聞社)
コピペはダメだよ、について(内田樹の研究室)
arati(DON's New Directions)
耳かきで分かるあなたの先祖 意外な勢力(日本経済新聞)
Twitter/横尾忠則
――「犬神というのがあるが、例えば困っている野良猫にあわれみを寄せるだけで、助けてやらないと、その人につくということらしい。情もほどほどにしなければならない教えだ。」

読者を育てる制度(佐々木譲の備忘録)
山中温泉、ノリノリビートルズマップ ファンに大受け(朝日新聞社)

今月とくに興味をもったのは「短編小説」「読む・書く」「身体」のこと、など。
身体のことというのは1月の上旬は毎年恒例「正月太りを解消し今年こそはンkgやせるぞ!」ということで、その辺の意気込みから手にとったのが『フランス女性は太らない』『やせれば美人』でしたが(ただしこの2冊は実用的なダイエット書とはちょっと違う趣)、中旬過ぎからは仙腸関節炎という名の腰痛になり、その痛みゆえにダイエットどころか日常のさまざまな行動をややセーブせざるを得なくなり、気持ちまでなんとなくダウナーに。打たれ弱すぎ。でもまあ動きが困難だったのはほんの一時期のことでそれほどたいしたことではなかったのだけれど、しかしながら自分なりに参っている状態で読んだ『身体のいいなり』は身につまされるところが多かったです。

そして短編小説では川端康成氏に敬服。『掌の小説』は短編よりもさらに短い掌編小説集ですが、その短さの中での物語の運び方に職人技のようなものを感じるというか、本当にお見事……ってこれほどの文豪に対していったい私は何を言い出すんだって感じですが、川端氏、めちゃくちゃ文章がうまい!! 活字を追うだけで酔いしれてめまいがしそうなほど美しい日本語の使い方。
西村賢太氏は今回の芥川賞受賞をきっかけに興味をもち、まず文庫になっている『暗渠の宿』を読んでみたのですが、読み始めたらぐいぐい引き込まれて止まらなくなりました。今月読んだ本の中でもっとも強烈な印象を与えてくれた一冊。これまで出版されている小説、すべて読みたい。作中に書かれている藤澤清造氏に対する著者の敬愛ぶり、その純粋さと情熱と行動の美しさにハッとさせられ、自分の中でずっとくすぶっている潜在的な欲求みたいなものに気づかされ。西村氏、同い年なんだよなぁ。自分自身のあらゆる中途半端さがつくづくいやになるのでありますが、同時にポジティブな刺激も受けるのであります。

映画はギンレイホールのおかげでロードショーで見逃していた作品を2本立てで観られるのがありがたく、とくに年末年始にかかっていた『ハングオーバー』のおバカっぷりは初笑いにぴったりでした。おバカ万歳!あそこまでの二日酔いにはぜーったいなりたくないけどいやはや気をつけよう!?
『闇の列車、光の旅』は個人的に若干トラウマになりそうなシーンもあり、観た夜はこの映画のことをいろいろ思い出してなかなか寝つけなかったりとか、なんだかすごく頭と心に焼きついた感じ。わたしにとってはまったく気が休む暇のない映画で濃い時間を過ごせたけれど、ああいう現実が確かに世界にはあるのだということを日常めったに想像しようとさえしていない自分が恥ずかしくもなりました。同じような思いを、『ペルシャ猫を誰も知らない』に対しても。
ところで今月再読した原田康子の『挽歌』は過去に何度か映画化されているようですが、もし今また映像化されることがあるとしたら主人公の怜子役は水原希子さんがいいなと勝手にキャスティングしたくなるくらい、映画『ノルウェイの森』の緑役の水原希子さんはよかったな(我ながらほんと思考回路が狭いわけじゃが)。


*一部、リンクやお名前の誤記があり失礼しました