黄昏の輝き
|
||
初台ストーンズナイト3月8日・『LIVE! RESPECT THE STONES!!』at初台The DOORS ストーンズのトリビュートアルバムRESPECT THE STONESの発売記念イベント。 ストーンズ大好きなミュージシャンたちによる、ストーンズのカバー曲オンリーのライブ。 このライブを観ていたら、私もほんとにストーンズが好きだなぁって 胸がいっぱいになりっぱなしだった。 そしてもしストーンズがいなかったら、こうしてかっこいいステージを見せてくれる 日本のロックンローラーやブルースマンたちもいなかったのかもしれないと思った。 少なくとも、私は出会っていなかっただろう。 今こうしてこんな夜を共にできること。 それについてはこのライブを主催してくれたマイク越谷氏にまず感謝なんだけど、 もう私としては自分がそこにいられるというだけで、 なんというかストーンズへの熱い思いがこみあげてくるのだった。 以下、ライブについてのおぼろげな記憶のなぐり書きです。 順序とか細かいところは間違っているかも。 とにかくHARRY以外の出演者は、私にとってはほんっと久しぶり!! または初めて観る方ばかりだったので、いろんな感慨や刺激がありました。 まずトップバッター、The PRIVATES。 「年とってないよ……」 彼らがステージに出てきた時に真っ先に思ったのがこのことで、 もうずっと機敏に動くボーカルの延ちゃんこと延原を観ながら変わってない…という 言葉ばかりが頭の中をぐるぐる回っていた。恐ろしく老けない男である。 そして私は1組あたり2~3曲程度なんだろうなぁと思っていたのだけど、 プライべーツだけで4曲、5曲と続いていくので、これはどういう流れのライブなんだろうと ちょっと思い始めた頃に、延ちゃんがHARRYを紹介。 そしてHARRY登場! ここからプライべーツとHARRYのジョイントライブとなったのだった。 HARRYはギターで参加で、ボーカルはあくまで延ちゃんである。 私はてっきりHARRYが『Walkin' The Dog』や『You Gotta Move』は やるのかもしれないなーと思っていたので、これを今プライべーツがやって、 その後ろでHARRYがギターを弾いているというのはちょっと意外な感じがしたけど、 それはそれでHARRYがやるのとはまた違う感じで、それもいいなと思った。 なんかみんなニコニコしていて楽しそうだし。 やっぱり今夜はストーンズのための夜なんだなぁという気分が、 このあたりで一気に高まった。 次の三代目魚武濱田成夫は、 詩を読むだけかなと思っていたけど、歌いましたね。 しかも『DON’T STOP』がきたからね。うれしかった。 とても独特な歌いっぷりだったし、想像通りの濃い~雰囲気の人だったけど、 もうあの場ではただのストーンズ好きの小僧って感じでシンパシーフォーウオタケ。 そしてthe ZOOBOMBSのドン・マツオ。 マイクの前に彼が立ってしゃべり始めた瞬間は、なに、この細くてなよ~っとした人は? と ぶっちゃけ思ったけど、ひとたび歌い始めたらすごいじゃないのっ。 キレがありまくりの、のせまくりっ。 ものすごいスピード感のある歌とギターとパフォーマンスにやられました。 でも歌い終わるとまた華奢で素朴な王子様という感じに戻って。 友達いわく「アンガールズみたい」というのも言い得て妙だと思いましたが。 しかしこの人、すっごく好きだ。ズボンズ、チェックします。 そして検索していたら見つけたドン氏の熱い文章も素敵。心がプルプルきました。 続いてDIAMOND☆YUKAI。 良くも悪くも昔のままだなー、ユカイ! というのが率直な感想。 そして『ANGIE』はユカイの歌だ、と思った。 日本では、彼以外のシンガーはこの曲はもう歌えないでしょうというくらいに 自分のものにしているなと思った。というか、なんといっても上手い。聞き惚れました。 でも口から水を吹いて飛ばすのはやめて(笑)。 三代目魚武濱田成夫、ドン・マツオ、ユカイのバンドは、 ベースとドラムが鮫島秀樹、ロジャー高橋(The Sons)、 ギターが是永巧一、 キーボードが箕輪単志(ex.HOUNDDOG)。 次に登場したHARRYのバンドのベースはJAMES。 ドラム、ギター、キーボードはそのまま同じメンバーで。 HARRYは 「こんばんはー。HARRYです。ジェームスも一緒です。 この曲をストーンズと、今日ここにいるみんなに捧げます。『HAPPY』」 というようなMCをした。 まさかHAPPY一曲でHARRYの番が終わりとは思っていなかったけれど、 なにかその一曲だけでもう十分に、今夜のこのイベントの意味が 納得させられたような気がした。そういうステージだった。 そして永井ホトケ隆。 彼の『TIME IS ON MY SIDE』には心底しびれた。 中学2年生の時に初めてこの曲を聴いたって言っていたように思うけど、 あー、もう、なんだかすごくね? すごいよ。 そしてこの曲の邦題が「果報は寝て待て」だったという話にはちょっと笑った。 トリはやはり鮎川誠&シーナということで。 鮎川さんはホトケさんの時からギターを弾いていたんだけども、 どう見ても20年くらい変わってないですよねぇーって感じ。 青いキラキラミニドレスのシーナもありえない若さだし。 むしろ昔よりきれいになったように感じたくらいでした。 そしてあのふたりはやっぱり見事に締めてくれる。 アンコールではHARRY以外の出演者全員(HARRYはお帰りになったそうな)がそろい、 個人的にはやっぱドン・マツオはすげーよ!! とアンコールでも熱いドン氏に対して 私の心もまたまたぐわーっと熱くなり、そんな熱狂のうちに?ストーンズナイトは 終わったのでした。 マイク氏が何度も「3月22日の東京ドームで会おう!」というようなことを言っていて、 もちろんその日に行かれない人もたくさんいるだろうけど、 でもでもストーンズ来日公演の前祝いとしてあまりにもふさわしいライブだったと思う。 鮎川さんが「これから毎年3月8日はストーンズの日」って冗談で言っていたけれど、 本当にそうなったらいいのにな。
|
||
朝の特別なテーブル#食べ飲み ホテルオークラ東京・レディスプラン「スタイル イン エレガンス」の朝食。 モッツァレラチーズとトマトのサラダ。 オークラといえばやはりメインはこのフレンチトーストでしょうという感じですが、写真の色が悪くてあまり美味しそうには見えないかもしれません。でも私としてはこれを食べて、ほとんど生まれて初めてフレンチトーストを美味しいと思いました。もちろんそれまで何度か他で食べたことはあったけれど、ピンときたことがなかったのです。このフレンチトーストは中がぷるぷるん! としていて、パンとは別モノのような食感。大げさだけど、ちょっと感動的な味わいだな~と思います。 それにしても、野菜スープからプルーン入りの自家製ヨーグルトまで、 一品一品、手をかけて丁寧に作られているものばかりで、 なんとも豊かな気分にしてもらえた朝だったなぁと PCに保存してある画像を見たらしみじみ思ったもので、 唐突ですがアップしてみました。
|
||
朝の庭バリ島・ウブド(プネスタナン・Ret Jep Bungalow) バリでの朝はたいてい、宿の人が掃除をしている音で目を覚ます。 ウブドなどでは、それとともに元気すぎるほどのニワトリの鳴き声も目覚まし代わり。 さわやかな朝の光と、庭が掃き清められていく気持ちのいい音に包まれながら、 また新しい一日が始まったんだなぁという喜びを感じる。 これは正直、東京で暮らす自分の日常にはあまりない感覚である。 せめて私も日本に帰ったら、朝の掃除から一日を始めようと バリに行くといつも思うけれども。 緑あふれる広い庭があって、そこに思いきり洗濯物を干すことができたなら。 それが日常になったなら、自分の何かが変わりそうな気がする。 なんて、そんなのはもちろん言い訳。 いつでも永遠に変わりなく、隣の芝生は青々としてまぶしすぎるようです。
|
||
オゴオゴができるまで-3「オゴオゴができるまで-2」でアップした少年の手によって 爪をつけられていたのはこのドラゴンオゴオゴです。 これはまだ体にペイントをされる前の、作業段階としては中盤くらいの状態です。 「オゴオゴができるまで-1」でアップしたような、大きくて伝統的なオゴオゴは バンジャールという地域の共同体で作られるのが一般的で、 その共同体に属している大人の男の人たちが参加して制作しているようです。 バリ島は芸術的センスに秀でた人が非常に多いけれど、 その中でもとくにアーティスティックな腕をもつ人が中心となって仕切っている感じ。 オゴオゴ作りに参加するかどうかというのは基本的には任意のようで、 参加しないからといって咎められたりすることはない…というか、 そのへんはまったく自由なんだなーと私は認識しております。 そういう共同体とは別に友達同士で集まって、自分たちの好きな姿かたちの オゴオゴを作るグループも結構あるようです。 この写真のグループも、真ん中で上半身裸で作業をしている人が オゴオゴのデザインや設計を手がけるヘッドマスターなのですが、 あとはみんなこの人の兄弟とかその友達。 平日の昼間は学校や仕事に行っているので、作業にとりかかるのは夜。 だいたい19時頃から集まって、23時過ぎまでやっている感じでした。 毎晩集まるメンバーはだいたい10人前後。 昼間から作業のできる土日になると人数が倍ぐらいに増えます。 (このグループは、当時14~16歳くらいの子が中心だったので、 平日の夜は、「行っちゃダメ」と親に止められている子も結構いたようです)。 しかしそれだけ集まったからといって、全員いっせいに作業をすることはなく、 入れ替わり立ち替わりで適当に作業をしてはすぐに休み、 みんなでおしゃべりしたり、カードゲームをしていたり…という感じ。 このオゴオゴの制作期間中は、友達同士で毎日毎晩集まって、 長い時間を密に過ごせるというのも、彼らにとっては大きな楽しみのようでした。 そしてオゴオゴのお祭り当日になるとグループの人数はさらに増えて、 みんなでワッショイワッショイ。 どのグループを見ても、作ることには参加らないけれども 担ぎにくるという人は多いようです。 というかそういう人のほうが断然多い。 もちろんその誰もがメンバーの一員として最初から数えられていて、 お祭りまでにはおそろいのTシャツも人数分ちゃんと用意されます。 自分たちのオゴオゴを担いで回ることが、一番大事なこと。 私個人としてはあのオゴオゴという張りぼてを作り上げていく過程に 興味があったのですが、作っている人たちが目指すのはただひたすらに 最終的に「担ぐ」というところにあるようでした。 オゴオゴ制作中の少年たちに作る楽しさについて話を聞いてみると、 「みんなで一緒に担ぐのが楽しいから作るんだ」と 誰もが口をそろえて言っていたものでした。 ちなみにこの写真はもちろんパレード中ではなく、 パレードの出発地点となる会場へ向かっているところです。 しかしパレードという表現は適切なのかな、ううむ。 オゴオゴシリーズはまだまだぼちぼち続く予定ですが、 もしもご質問などがありましたらお答えできる範囲で頑張りますので どんどんよろしくお願いします。 また、内容について間違いや説明不足のところがありましたら ご指摘及び情報などもいろいろといただけるとうれしいなと思っております。 よろしくお願いします。 本日は連続投稿でした。
|
||
オゴオゴ・お詫びと反省ごめんなさーい!! わたくしグヌン・ポホンはこの日の記事で、 3月23日、24日にオゴオゴのコンテストがあるということを書いたのですが、 これは誤報でした。本当に申し訳ありません! あの日はバリの友達からそういう内容のメールをもらって、 つい浮かれまくってアップしてしまいました…。 そしてなんとか3月23日の夜とか24日の昼に着けるように バリ行きのスケジュールを調整しようとしていたのですが、 あまりにもその日にちが無理っぽくて悩んでおりました。 それに果たして24日にギリギリ着いたところでちゃんと見られるのかなーと はたと思って、そのメールをくれた友達に電話して聞いてみたのです。 すると「もう終わった」と言うじゃないですか。 聞けば1ヵ月間違えていたそうで実は2月23日、24日だったとか? しかもデンパサールと書いてあったのに実際はサヌールで行われたらしいし。 「いや~、サヌールに見に行ったけど、すごかったよ~」とヘラヘラ電話の向こうで笑う友。 「ちょっと。すごかったよ~、じゃないよ」とややキレ気味の私。 「ごめんよ、ごめん~。間違いだってわかった時点で連絡しようと 思ってたんだけど、つい忘れちゃっててさー、へへーッ」 おいおい……。 もし電話をしなかったら、私はきっとその日まで「ある」と信じ込んでいたに違いない。 なんの疑問も抱かなかった自分にも問題があります…。 しかし私の日程的な都合からいえばそれはそれで多少助かったし、 私と友達の間だけの話なら「しょうがないなー」で最後はすむことなのですが。 自分が浮かれたあまりに記事にしてしまった軽率さをとても反省しております。 もし万が一、あの記事を読んで下さった方で、 3月23、24日はデンパサールに行こうと思った方がいらっしゃったら、 本当に心からお詫びを申し上げます!! (もしいらっしゃったら非公開コメントでも何でもかまいませんので できたら教えていただきたいです……) 以後、もっと慎重になるよう気をつけます。 大変失礼致しました!
|
||
パンクス☆オゴオゴバリ島・デンパサール 昨日に引き続き「オゴオゴができるまで-3」にいこうと思っていたのですが、 さっきたまたまこの写真を発見して、気が変わってしまいましたー。 何年か前のオゴオゴの祭り当日、パレードを控えたとあるチームの面々の写真です。 オゴオゴを担いでパレードをするその日、チームによってはみんなで顔にペイントしたり、 この写真の子たちのように髪に色をつけたり立たせたりして、 派手さや奇抜さを他のチームと競い合っているようです。 競い合うというよりはただ自分たちがやりたくて楽しんでいるような感じもするけど、 パレードの時はほかのチームよりもやはり目立ったほうがいいわけで。 そしてどうせ目立つならカッコいいほうがもちろんいいわけで。 そのカッコよさのテイストを、パンクやロックのスタイルに求めるのは バリの若者も同じだったりするんだなぁ、なんてオゴオゴを見る度に 私はよく思ったりしていたのですが。 この写真を見て思いました。 せっかくパンクス気取りで本人的にはキメているはずなのに、 この無邪気すぎる笑顔はいったい何なのかー、と(笑)。ギャップがありまくりまくり。 いやー、なんだかこう、私としてはこの笑顔を見た瞬間、 それまで非常にたまっていた脳みその疲れが吹き飛びましたっす。 こいつらほんと、あほで好きだなぁ~って。 言葉は悪いけどいい意味で。そしてとてもとても親愛なる思いをこめて。 そしてオゴオゴ。 パンク好きな若者が多く集まるチームが作るのは、やはりパンクスオゴオゴ! 三つ編みモヒカンがいかしてます。 やっぱ、パンクスには安全ピンだよね☆って感じで 細かいところまでパンキッシュな風味が行き届いているのがいいなと思います。 好きなんだねーということが伝わってきて楽しい。
|
||
オゴオゴができるまで-2オゴオゴの足に爪をつける作業をしている少年。 ごくごく普通の中学生や高校生だったりするんだけど、 オゴオゴを作っている時の手つきはアーティストっぽい。 というかアーティストなんですね、その作業中はまぎれもなく。 このオゴオゴの全体図や製作風景等々については また次回へと続いていく予定ですー。
|
||
黒飴とコーヒー#食べ飲み ある日の夕方遅く、仕事の打ち合わせに伺った先で、 コーヒーを出していただいた。 ソーサーの上にはコーヒーカップとともに一粒の黒飴がのせられていた。 「このくらいの時間帯って、ちょっとだけ甘い物がほしくなるよね」と、 コーヒーを出してくれた打ち合わせ相手の男性は言った。 その方とは初対面だったけど、このおもてなしのおかげで緊張もほぐれ、 黒飴のおかげでその日の疲れもいやされた。 あとひとふんばりできそうな気持ちになった。 それ以来ちょっと気に入っている、黒飴とコーヒーの組み合わせ。 たった一粒が、元気をくれる。 この写真の黒飴は松屋製菓の「生沖縄黒飴」。 黒飴の真ん中に黒砂糖がそのまま入った2層タイプで、 これまたお気に入り。
|
||
陽光
|
||