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3月の終わりに池袋シネマロサで観た、藤沼伸一監督作品『GOLDFISH』。

“戦うことを諦めちゃいやしないぜ”
上映中、いろんな記憶や思いがぐるぐる巡りに巡って、とてもじゃないけど集中して観ていたとはいえない。
しかし北村有起哉の演技は圧巻であった。
そして町田康は怖すぎた。
若ハル役の山岸健太に、なんというか、すごくマリを感じた。

この日は劇場公開初日で藤沼監督と主演の永瀬正敏の舞台挨拶があった。
動画撮影はNGだが写真はOKで、撮った写真はSNSにどんどんあげてくださいねーと司会の
RICOさんが呼び掛けていたのだけれどもアップしてるの今頃だし、SNSじゃないし。何の宣伝にもならず申し訳ねっす。
隣席の男性が「かっこいい。。。」とつぶやきながら舞台に立つふたりに見とれていたっけな。

観客としてきていたらしい、映画出演者のWINDYの面々もふたりから呼ばれて舞台上に。
和やかな雰囲気で楽しかったな。
本日6月4日はマリ(逸見泰成)の命日で、亜無亜危異が新宿ロフトでマリ七回忌GIGを開催するとのこと。
映画を観てすごく感じたのは、そりゃそうだろって話だけど、マリへの思い。
愛されている人だったんだな、とても。
そしてパンフレットの北村有起哉と永瀬正敏の対談の中の、永瀬の言葉が腑に落ちる。
死ってやっぱり“引きずるもの”だと思うんですよね。
時間が経つと、時々は忘れてしまうこともあります。
でも、それを全部消去して前に進むってやり方は、人間にはできないと思うんです。